2011年度第1四半期 連結業績のお知らせ(Sony Japan)
ソニー液晶テレビ戦略を転換。数ではなく収益を重視-’11年第1四半期決算は震災影響などで減益(AV Watch)
ソニーが2011年度第1四半期の業績を発表。売上高は1兆4,949億円(前年同期比10%減)、営業利益は275億円(同59%減)、税引前利益は231億円(同70.7%減)、純利益はマイナス155億円。前年同期比で減益減収ながら営業利益は275億円。以下、主な分野での業績結果(括弧内は前年同期比)。
・CPS:売上高7,323億円(17.9%減)、営業利益17億円(94.1%減)
・PDS:売上高3,097億円(16.5%減)、営業利益23億円(86.8%減)
・映画分野:売上高1,444億円(9.3%増)、営業利益43億円(50.4%増)
・音楽分野:売上高1,096億円(0.6%減)、営業利益121億円(61.4%増)
・金融分野:売上高2,016億円(19.3%増)、営業利益287億円(4.3%減)
・ソニエリ:売上高11億9,300万ユーロ(32.1%減)、純損失5,100万ユーロ
液晶テレビは先進国の成熟市場では軌道修正し収益重視の事業に組み立て直す一方で新興国の成長市場では収益とシェアを求めていくとか。通期見通しでは売上高が5月予測より7兆2,000億円に下方修正されたものの営業利益予測は2,000億円で据え置き。
今期は毎度の金融に加え、音楽分野の健闘が光ります。アデル、ビヨンセ、フー・ファイターズの作品がヒットしたとか。あ、アデル買ってないや…。にしてもCPSは利益率悪いなあ。
8/1並びに9/1付けの新人事も発表になりました。石田佳久業務執行役員SVPがソニエリのDeputy CEO and EVPに、今村昌志業務執行役員SVPがホームエンタテインメント事業本部長に。
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