AORやACと相性が良いBluetoothスピーカー「BIT-STB2819」

音楽をミニマムなオーディオで楽しむことが多くなった昨今。個人的に最も使用頻度が高いのが持ち運べるサイズのモバイルBluetoothスピーカー。ウォークマンはもちろんiPod/iPhone/iPadで、内蔵・ドングル問わずバリバリ活用中なのは皆さんご存じの通りかと思います。でもって自分がAOR(AC込み)というジャンルが好きなことも皆さん十分ご承知のことと思います。AORやACって何?という人はこちらをご参照下さい>AOR – Wikipedia

最近では数日前につぶやいた角松敏生の新譜が和製AOR/AC系の代名詞のような音楽に相当するわけですが、彼の音楽って昔からサウンドメイクが派手じゃないですか。名うてのスタジオミュージシャンを起用して、これでもかってクオリティで攻めてくる。エンジニアも色んな意味でがんばる。自ずと最終的にメディアのクオリティも上がるみたいな。

音楽的には、きらびやかなシンセやギターとは対照的に、ボトムを支えるドラムスとベースが刻む重量感あふれるビート。スネアやチョッパーベースのキレ。そんなものが非常に大事。今回のアルバムにしても、4リズムと言いつつ、上から下まで、実にバランス良く色んな音がミックスされています。とまあそんな感じなんで、彼の音楽の根っこを支える低音がちゃんと鳴らないとつまらないわけです。

で、ここ数日色々ととっかえひっかえ手持ちのBluetoothスピーカーを試してみたのですが、やっぱリテールコムの「BIT-STB2819」っすね。同社の2825やソニーRollyではどうしてもバスドラやベースの低音がでないんですが、2819は不思議とそこそこ鳴るんです。そりゃ、ZiiSound D5のような大型のスピーカーのような低音は望むべくも無いですよ。それでも全く低音が聞こえてこないRollyよりは確実に聞きやすい。あれはなんなんだろう、単3電池4本の重量感と筐体の構造の偶然のなせる技なんだろうか。やっぱこのスピーカーの潜在能力はすごいと思います。

面白いと思ったのがiPadとの組合せ。XEL-1のリモコンスタンドをスタンド代わりにして、その前に2819を置いて音楽再生すると、iPad本体が壁になって音が前に反射してすごく聞きやすくなるんですよね。これもある種のバッフル効果なんでしょうかね。何より見た目もいいじゃないですか~。iPadはバッテリーの保ちが素晴らしいので、同じくバッテリーライフが長い2819と相性ぴったり。今はこの組合せが一番好きです。

ということで、ことあるごとにお薦めしてますが、Bluetooth関連の機器オーナーでAORやACが好きな方は是非!ちなみに価格はいまだに5,480円です。CPバツグンです>STB2819(Amazon)

ちなみに、Perfume当たりのテクノ楽曲との相性もかなり良いです。高音も耳障りが悪いようなことはなく、非常にバランス良く鳴ってくれますよ~。