ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社 電子書籍配信事業に関する事業企画会社を設立 ~年内のサービス開始へ向けて本格的な検討を開始~(Sony Japan)
ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が、本日、2010年7月1日に電子書籍配信事業準備株式会社を設立。同社は、電子書籍配信プラットフォーム事業のあり方を検討する企画会社で、2010年10月をめどに、書籍・コミック・雑誌・新聞などが対象のデジタルコンテンツの共通配信プラットフォームを構築・運営する事業会社への移行を予定しており、年内の配信サービス開始を目指すとか。資本金及び資本準備金は3,000万円で、出資比率は各社それぞれ25%。
iPhoneやiPad向けの国内向けは、iBooksの品揃え含め、アプリもコンテンツも玉石混淆な状況。これから新会社が果たす役割や業界への影響が気になるところ。ところで、Sony Readerの日本(再)上陸は年内と考えておいてよろしいのでしょうか…。
電子書籍は“黒船”なのか 過剰な期待は禁物だが、「活字離れ」を抑える可能性あり
こちらは猪瀬直樹氏のコラム。西田宗千佳氏さんの電子書籍絡みの講演内容について解説。米国の端末シェアについてAmazon Kindleが60%でSony Readerが30%との記述。また、Amazonが『ソニー(リブリエ)を追いかけた』存在であったことなどが取り上げられていました。電子書籍が「活字離れ」対策に果たす役割や可能性についても取り上げています。
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