携帯ゲーム市場がiPhoneに代表される広義のスマートフォンと携帯電話系のゲームの大波に飲み込まれつつあるとして、ゲーム業界の次の焦点はSCE対任天堂やPSP2対DS2のような業界内での対立では無く、携帯電話対携帯ゲーム機が焦点になるとする後藤弘茂さんのコラム。
PSP2は昨年のうちに開発者にスペック概要が明かされており、一部のパートナーはすでにタイトル開発にかかっており、6月の「E3」で何らかの発表が行なわれる可能性が高いとか。なお、現在開発進行中のPSP2の中身は最先端のスマートフォンと同じらしく、「iPhoneの影響を受けすぎている。これでは、PSP2が“iPhoneモドキ”と呼ばれても仕方がない」とする関係者もいるようですが、
SCEがiPhoneに対抗するために同系のアーキテクチャを採ったというより、同じような開発モデルの結果、似たようなアーキテクチャ選択になったと考えた方がよさそうだ。もっと言えば、もはやハードウェア設計で戦う時代ではなく、その上のソフトウェア層や開発支援、ビジネスモデル、そちらが戦いのポイントであるとも言える。以前と比べるとハードウェアの独自性の利点は薄らいでいる
とのこと。思い返してみると、NEWSとかCLIEとかは結構ソフトや開発支援もうまくいってたし、新しいビジネスモデルも構築してたように思えるんですけどね…。
そうそう、先日取り上げたiPod対抗スマートフォンに関してCNETがこんな報道してます。
「ソニー、2010年中に「iPad」対抗の製品を発表へ–WSJ報道[CNET Japan]
新スマートフォンは「PlayStation」のゲームをプレイできて、タブレット型はネットブックと電子書籍端末、PSPを統合したようなものになるとか。
PSP2とここでいう新スマートフォンがイコールなのか、それともiPadの3G版とWi-Fi版的な違いのようなものなのか…。ぶっちゃけよくわかりませんけど、「PlayStation」のゲームってPS1のゲームのこと?そうだとしたら全然インパクト無いですね。PS2ならまだしも…。
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