テレビの枠を超える新産業めざす 元ソニー近藤哲二郎氏に聞く(麻倉怜士)
ソニーでA3研究所長や業務執行役員上席常務などを歴任し、近頃I3(アイ・キューブド)研究所を設立した近藤哲二郎氏へのインタビュー。氏は1997年にブラウン管テレビに搭載されたDRCの生みの親。氏の理論の本質は信号処理に「創造」という概念を持ち込んだこと。デジタルの本質はアナログにない柔軟性。三位一体構造研究はソニーだけで世界を探してもなかったとか。
テレビの次にくるのは「家」や「街」そのもの、「アクティブホーム」、しかもそれが4~5年先。さらに10年くらい経つと、家だけでなく街そのものが1つのコミュニティーとして、映像をベースに1つのかたまりになるとか。そして、その「家や街のインフラ、交通網のインフラといった多くの研究が集まって三位一体で新産業を生み出していく場がI3研究所」なんだそうです。
パンピーにはサパーリですが、ソニーで多大なる貢献をなさったであろう近藤さんが注目するテクノロジーが3Dで無いことだけはわかったような…。