「日本力全開! 」を打ち出すソニーマーケティングの新戦略-栗田伸樹新社長に話を聞く
大河原克行さんが7/1にSMOJの社長に就任した栗田伸樹氏にインタビューしてます。ソニーが元気になるには、まずは日本で元気になることとか。営業サイドは、日本からの情報発信、成果にこだわっていくそうです。以下、注目コメント。
- ソニーは日本に本社を置く会社。日本で復活してこそ、ソニーの復活につながる
- 日本においていかに評価される製品を作るか、ソニーブランドの価値を高めるか、が重要な時代
- ネットワークに対応するという「モノ軸」の考え方ではなく、その上でどんな価値を提供できるか、どれだけ楽しんでもらえるかといった「コト軸」の考え方が差異化のポイント
- 高齢者の人口比率が25%に到達する2015年の世界でソニーになにが提案できるのかにもフォーカスしていく
- ITリテラシーを持った高齢者が増加した社会は、ソニーの強さをより発揮できる市場であり、ソニーが提案するネットワークサービスによって、新たな利用が広がりやすい市場でもある
日本人としてはうれしいけどサイロ再びみたいな事になったりしないですよね…とさりげに一昔前のストリンガー氏インタビューへリンクしてみる>【時代のリーダー】ハワード・ストリンガー・ソニー次期会長兼グループCEO 卿はソニーを救えるか
あと、年末商戦に向けた意気込みが最後にありますね。BRAVIA、BD、ウォークマン、ハンディカム、デジカメなどの主力製品でも強い製品を投入し、コト軸での提案も行なっていきたいとのこと。新製品発表は楽しみですが、その発表の場に使われてきたディーラーコンベンションの案内がいまだにありませんね。全社的に厳しいから開催する余裕が無いのかな…。
ソニー絡みでは少し前にこんなニュースを見かけました。2009年「アジア・パシフィックのトップ1,000ブランド」の1位をソニーが獲得したそうです。しかもインド発のニュースですー>【インド】ソニーがアジアのベストブランドに―TNS 調べ
【追記】その後日経ビジネスオンライン(BusinessWeek)にソニー絡みのコラムが。後半にはあの「Media Go」の話題も出てきます。iTunesと比較して「完成度と機能の幅広さで到底及ばない」とする国内アナリストのコメントが掲載されていますが、なんか違和感。iTunesを補完するソフトだと思うと俄然魅力が増すと思うんだけど…>ソニー、長引く不況の影響 サムスン電子やアップルは業績好調だが…
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