「テレビ事業本部」を無くしたソニーのテレビ事業の行方~4月から相次ぐ組織改革の狙いとは~
大河原克行さんがソニーが行った直近の組織改革と人事異動について解説。ストリンガー会長が「四銃士」と呼ぶ、吉岡執行役副社長、平井執行役EVP、石田業務執行役員SVP、鈴木業務執行役員SVPによる新経営陣、テレビの名前が消えたホームエンタテインメント事業本部、新たなモバイルデバイスの創出を担うネットワークモバイルセンターなど、相次ぐ組織改革でソニーが何を狙っているのかを探っておられます。
個人的に注目したいのは7月1日の組織改革で新たに設置されたネットワークモバイルセンター。その役割は既存カテゴリーに囚われない次世代のモバイルデバイス創出とかで噂のAndroid端末も同センター担当の可能性が高いとのこと。また、同センター長を務める鈴木業務執行役員SVPは、VAIO事業本部長も務めているほか、SCEの副社長に就任し、プレステビジネス全般のマネジメントも担当。氏のもとに、VAIO、プレステ、次世代デバイスが、横串をさす形で集約されることになるとか。
PSP goやPSP2の開発にも同センターが果たす役割は大きくなりそうな予感。大河原さんならずとも「この新組織が、どんな製品を創出してくれるのかは、実に楽しみ」なのではないでしょうか。
そういえば、「ウォークマンブランドの製品が、性質が異なる2つのグループに分かれて事業が推進されている」状態で、その差はネットワークに対応かどうかという話もありますが、これはコンスーマープロダクツ&デバイスグループとネットワークプロダクツ&サービスグループ、どちらの担当なんですかね。Wi-Fi搭載の有無で変わったり…しない?>Sony Europe、3.5型液晶リモコン付属のiPodオーディオ-無線LAN搭載/DLNA対応。非搭載モデルも