minproつながりで、A2DP対応Bluetoothヘッドセット「WB120」のサンプルをアビリティークリエイトさんのご厚意で試用させていただけたのでプチレビューをば。
昨年12月にこちらのエントリーでちらっとご紹介してますが、WB120は一般的な片耳タイプのBluetoothヘッドセットなんですが、A2DP・ワンセグ対応でマルチ接続可能な点が大きな特長となっています。このほか、ユーザーの聴力特製を測定して最適化された音域をセッティングする『Self Tune機能』や、周辺の雑音と通話音量を分析してノイズを低減させる『ノイズ除去機能』も搭載。折り畳んだイヤフォン部分を90度曲げるだけで、待受状態から通話状態にモードに切り替え可能。終話はイヤフォン部分を戻すだけで、同時にホールド状態にできます。適合規格はBluetooth2.0+EDR。連続待ち受け時間は最大約100時間、連続通話時間は約5.5時間。ブラック、ピンク、シルバーの合計3色のカラバリがあります。
今回使用したのはブラックモデル。パッケージを確認して驚いたのが付属品の多さ。W120本体と充電用ACアダプター以外に、胸ポケットに固定する時などに使うクリップ付ホルダー、同ホルダー用ストラップ、耳にしっかりと固定するためのイヤーハンガー、車載時に便利なホルダーのほか、大小のイヤーパッドと、かなりの充実度。
以下がWB120本体の画像。一見スクエアでシンプルな外観なのですが、よく見ると微妙にRがかっていて、菱形モチーフの表面デザインも印象的です。スイッチ類も少なく、中央にある菱形の電源兼通話ボタンと側面にあるボリューム調節ボタン(アップ・ダウン)のみ。
本体サイズは47×18×10.5と大変コンパクト。以前取り上げたJabra8040と1円玉と一緒に撮影した画像でそのサイズ感がおわかりいただけるのではないかと。使用時はJabraの方が若干小さいですが、W120はいつでもホールドモード(イヤー部分が90度稼働し、電源オンオフ以外の操作が不可に)にできるので、ある意味Jabraより柔軟に運用できそうです。
内蔵バッテリーの充電は付属のACアダプターを本体側面にあるキャップを外して接続します。約2時間でフル充電。充電時は本体底部のLEDが点灯。レッドはバッテリー残量3割以下、ブルーが3割以上、グリーンがフル充電。ちなみに端子はUSB miniとなっています。
装着感については、イヤーパッドのみの装着に最初は不安がありましたが、自分の耳にはMサイズがほぼジャストフィットで、そこそこしっかり固定できました。付属のイヤーハンガーを併用すれば、多少激しい動きでも外れることはなくなります。状況に応じて使い分ければ良いってことですね。
Bluetooth機器とのペアリングも簡単。手順は以下の通り。
1.菱形ボタンの長押しで電源オン
2.イヤホンを90度折り曲げるとペアリングモード突入(LED赤青交互点滅)
3.ペアリングしたい機器側からWB120を検索・選択
4.パスキー入力要求があった場合は「0000」
手持ちのBluetoothケータイ(au東芝製W54T)、ウォークマンA829、iPhoneを始め、ウォークマン+NWB1の組み合わせなどでも、いずれも問題なくペアリングできました。
BluetoothケータイとHSP/HFPにてペアリングした場合の使用方法は以下の通り。
・着信時電話を受けるには菱形の通話ボタンを一回押す。またホールドモード時はイヤホンを立てるだけで通話可能
・電話を切るときは再度通話ホタンを一回押す。またはイヤホンを立てる(ホールドモードにする)
・通話ボタンの長押しで直前にかけた電話番号をリダイヤル
・着信中に通話ボタンを3秒長押しで着信拒否
・通話時音量アップ(+)ボタンの3秒長押しでミュート、再度3秒長押しでミュートオフ
・通話中の割り込みは3秒長押しで切り替え。通話中の電話を切るには電源ボタンを軽く一回押す
ということで、Bluetoothケータイとの組み合わせによる、ハンズフリー用途はごくごく一般的ではありますが、ホールドモードが使えるので他の製品と比べて若干便利かも。
でもって肝心の音質についてですが、長くなりそうなのでA2DP接続時の音質を含め次回に。
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