「VAIO type P」VistaモデルはXP化でどれだけ速くなるのか?
6月1日にソニーが正式公開した「type P Windows XP用VAIOソフトウェア」を、VAIO type Pに導入(XPダウングレード化)した場合のパフォーマンス検証だそうです。使われたのは春モデルのオーナーメードモデル「VGN-P90HS」(Atom Z540/128GBSSD)と店頭モデル「VGN-P70H/R」(Atom Z520/60GBHDD)の2台。
総合ベンチマークテストでは意外や意外、「XP化にともなう劇的なスコアの向上は見られず、ハードウェアスペックの差を覆すようなことはない」とのこと。Windows/インスタントモードの開始と終了にかかる時間やファイルコピー/圧縮/解凍はXP環境の方が優勢も、グラフィックス性能に限ってはXP環境が不利とか。CPUパワーの低い店頭のHDDモデルへのXP導入は効果的も、CPUパワーの高いVOMモデルの場合はVista SP2へのアップデートで十分使えるとの話もあり。最後には「非サポートながらユーザーの要望をいち早く採り入れ、XP用ソフトウェアの無償配布に踏み切ったソニーの英断は称賛したい」とのメッセージ。
自分もマルチブートにチャレンジしてはみたのですが(XPの後入れ&EasyBCDのパターン)、どうにもうまくいかないので(酔った勢いも手伝って)Vistaでリカバリし直してしまいました。ディスク2を使わず、必要なアプリとドライバを後で追加していくパターンでリカバリしたので、結果的にVistaでもかなりさくさく動くようになりました。仕事用のXPアプリはtype Tで動くし、これはこれでもう良いかなあって…。一応パーティションはしてあるので、再チャレンジしようと思えばできるんだけど、正直今はUbuntuで遊ぶ方が楽しいかも…。
【追記】日経ITPlusには新製品のXP搭載モデルの検証記事。「Atom系のプラットフォームには、XPが一番だと実感した」とかー>XPを搭載して生まれ変わったソニー「VAIO type P」
type Pといえば、ソニスタがワイヤレスWAN&GPSの搭載を通常より10,000円おトクな+5,000円で提供するキャンペーンをスタートしています。2009年8月31日(金)15時までとかなりの長丁場。
ついででなんですが、当サイト企画監修のtype P関連グッズもどうぞよろしくお願いしまーす。
・Slim Suit P (手帳タイプの本革カバー)
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