ソニーα新製品(α380/330/230)モノフェローズセミナーレポート

5/18の夜、その日に発表されたばかりのソニーα新製品のお披露目を兼ねたモノフェローズセミナーが開催されたので参加してきた。レポートはお約束の文章の後で。

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前半はマーケ担当のSMOJ北村さん、商品企画担当のソニー竹倉さん、プロカメラマンの小澤忠恭氏のトークセッション。ソニーが今回の新製品でやりたかった世界観やこだわったポイントなどを解説していくというスタイル。

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今回一番力を入れたのはカタログだそうで、まさに渾身とか。てっきりV6の岡田准一氏主演映画「おとなり」とのタイアップで実現した表紙に金がかかったのかと思いきや、今回のセミナーにもゲスト参加してくださっていたプロカメラマンの小澤先生の撮り下ろし写真があくまで目玉とのこと。

被写体素材はソニー関係者のお子さんが所属しているアマチュア少年サッカーチームの子供達。小澤先生が、プロ用でなくあくまでαのエントリーモデルを使ってお父さんと同じ目線で子供達を追いかけたという点が大きなポイント。そうしたプロとアマの世界観の共有をかかげた製品コンセプトに小澤先生自ら共感した上でのチャレンジ。

笑顔にピースみたいな写真がステキな子供の写真じゃなく、競技を通じて見せる子供達の真剣な表情が一番素敵なんだいうことを今回のチャレンジを通じて実感なさったとか。また、そうした表情を止めてみせたり切り取るのが写真(カメラ)の力であり、写真を「見る力」と「撮る力」両方が大事といったことを、日本の写真文化ってどうよ的な話を交えつつ熱く語っておられた。

また、後半の「良い写真は構図とシャッターチャンス」といった話題では、写真は狙って撮るもの(予測芸術)であり手慣れることが大事、であるとか、追いかけるのでなく待つものとの主張。トウシロの自分でも、なるほどとうなるコトしきり。

α新製品については、小さく軽くなったことがどう評価されるかに注目したいとのこと。また、液晶が明るくなったことや、自動明るさセンサーの搭載、オートフォーカスの性能アップで動体に強くなっていることなど、ソニー社員が説明し忘れていた特徴をご自身でアピールしていた。

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途中から商品企画の竹倉さんも話の輪に加わり、新製品の特徴解説モードに突入。ここから先は手抜きの箇条書きモード。

  • 新製品3機種に共通するのは「細部までこだわったデザインと質感」であり、3機種のキャラの違いを「Authentic」「Modern」「Simple」という3つのキーワードで表現。ちなみに、Authenticがα380、Modernがα330、Simpleがα230とか。デジイチとしてある程度の記号性は維持しているが、遠目で見ると意外にカメラっぽくないデザイン
  • α330のカラバリがブラウンなのは、アンケートでの人気と、サイバーショットのT77ブラウンモデルが性別問わず人気だったこと、ブラックカラーの交換レンズとのカラーリングの相性の良さから
  • 初心者に簡単な一眼としてアシスト機能を搭載。フルオートではなく、カメラが持つ機能をしっかりと使いこなしつつ、良い写真を撮りたいという要望をかなえるため
  • 誰でも良い写真が撮れたらそれはそれで面白くない。カメラは楽器みたいなもの。そういう意味で、撮影しながらステップアップできる新GUI「グラフィック表示」は自信作。F値の意味も理解してもらえるはず
  • アクセサリーもトータルコーディネイト。風呂敷風ラッピングクロスをカメラップと呼んでいた
  • ユーザーオリエンテッドに選べるメモリーカード。MS/SDデュアルスロットは切り替え式
  • レンズ新製品も自信作。2万円のポートレートはオススメ。ここから交換レンズの楽しさを味わって欲しい
  • オプションのラッシュも小型軽量化。立てるだけで電源オンでバウンスもスイッチ一つと手軽に。これで外付に足を踏み入れて欲しい

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最後に実機を触っての個人的な感想。想像していたよりは小さくなった感じには見えなかったけど、そうしたこと以上に操作全般に対しての軽快さというか、レスポンスの良さの方がインパクトが大きかった。ヘルプガイドやグラフィック表示といった初心者向けの機能はホントにうらやましい限り。最終的にはセンスがものを言う世界のような気もするけど、思い通りの写真を撮るためには最低限の知識は必要。自分はいまだに写真やカメラに対する苦手意識が消えないので、カメラを一からやり直すという意味で素直に欲しいと思った。(製品画像はこの下「続きを読む…」の先に)

セミナーの途中にタイミング良くソニスタから期間限定でα100下取り金額が3千円アップとのメール。それでもボディ単体が11,000円にしかならないんだね…。少し前まで、次に買うならサイバーショットHX1かなあなんてこと考えてたけど、もう一度デジイチにチャレンジしてみたい、そう思わせてくれたセミナーであったことだけは確か。いかんせん、先立つもの無し。α100以外のソニー製品も下取りに出さないと無理だな…。

最後になりますが、今回のセミナー企画・実施してくださったソニー関係者ならびにみんぽす関係者の皆様方にこの場を借りて御礼申し上げます。

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