これからのテレビは3Dだのなんだのと騒がしい今日この頃。何気に収納をごそごそしていたらこんなモノを発見。
パスポートサイズや55の愛称でお馴染み、名機「TR55」の販促に使われた3Dメガネであります。TR55の発売が89年だからちょうど20年前のグッズてなことに。良く持ってたな俺。
左右色違いの偏光レンズというかフィルムがはまっていて、横に流れるような映像に限って立体に見えるというものだったような。
実際、メガネの裏面には矢印記号(→)があって、この向きを映像の方向に合わせるのであった。よく見てみると、側面に「Nuoptix 3-D U.S PAT4705371 15分程度の横走り立体専用メガネ」なんて文字が刻印してある。
懐かしさから、メガネをかけて適当にテレビで映像を見てみた。車窓の風景などが最も効果的で、元の映像が3D用でなくても立体に見えるのがこのメガネの売り。いかんせん、すぐに目が疲れる。ぶっちゃけ、15分もかけていられない。
そういえば実家で見つけたラジオも、TR55中心の販促イベントにかけこつけてもらったもんだった。なんたって、タイトルが「ビューティフル3D」だもの。まー、よくもまあ、こんだけベタなタイトルを当時の国営は…(以下省略)。
なにはともあれ、ソニーがこれから力を入れようとしている3Dテレビの萌芽はすでに20年前にあったのだなあと思った次第。
てことで、未来の3Dメガネは長時間使ってても疲れない仕様でお願いしますね、ソニー様。
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