<ブラビア>X1体験レポート~X1のデザインを見て思ふこと

今回は< ブラビア>X1本体デザインに関するインプレ。良い意味でミニマムでシンプル。かっこよく言えばソリッド(?)。フレーム(外枠)が細くスリムで、画面に集中しやすいのが良いです。このフレームの浮遊感と、横一直線のカラーを選べるスピーカーグリルのアクセント(画像の赤いラインの部分)がX1(W1もかな)デザインの大きな特徴。個人的には素直にかっちょいいと思いました。

我が家のベガの隣に並べてみると一目瞭然。ベガは左右にスピーカーを内蔵しているため、液晶パネルの外枠が二回りぐらい大きくなってしまってます。一昔前のテレビですし、これはこれでデザイン的に色々と工夫の跡が見られるので個人的にはキライじゃないのですが…。

最近のソニー製品は実は皆こんな感じなんですよね。有機ELテレビ「XEL-1」にしても、フォトフレームにしても、VAIOにしてもそう。コンテンツに集中できるよう、シンメトリーにバランス良く、黒いフレームでディスプレイパネルを包み込むデザインに落ち着いているような気がします。

製品画像を並べてみて、ハッと頭をよぎったのが、一世を風靡したソニーのモニター「プロフィールPRO」。画面を取り囲むスリムなフレームが印象的でした。トリニトロンブラウン管時代の究極のフレームデザインとも言えそうです。

ZX1の9.9mmや有機ELの3mmの最薄が話題になりますが、フレームレスという究極を目指すのもこれからのソニーの使命なのかもしれません…。

X1の話に戻りますが、フレーム下部中央にある「SONY」ロゴがこれまた凝ってるんですよ。厚みがあって立体的だし、電源入れると光ります。意外に感動するんですよね、コレ。そのうちだんだんうっとうしくなって、すぐに設定を常時消灯にしたくなるんですが、おそらくはそれもソニーの計算なんでしょう。なんだかんだで最初の感動は大事。そんなところにまで手間暇かけてるのかー、やるなソニーって思わせたら勝ちです。

でもって、この「SONY」ロゴの写真を撮って気がついたんですが、X1の黒フレームにキラキラ光る小さい粒があるのを発見。フレームに目を近づけないとわからないんですが、なにやら特殊な塗装が施されているようです。こういうさりげない主張やこだわりを盛り込むのがホントうまいですねソニーは。まあ、それがちゃんと消費者に伝わるかどうかは別ですけど…。