■54時間分を1画面に表示できる「番組表」
使い始めって事で、リモコンのボタンをガシャガシャ押してみるわけですが、表示されて一番驚いたのが「番組表」。NHK、民放、関東ローカルに放送大学まで、9チャンネル、6時間分を一挙に確認できます。これぞフルハイビジョン。1920×1080の力って奴でしょうか。
番組の時間によっては、番組内容の説明も表示されます。9チャンネル同時表示だとさすがに小さいですけど、解像感があるのでかなりハッキリ読めます。これには同居人も、たまたま遊びに来た同居人の知人も驚いてました。
リモコンの黄色ボタンで3段階の拡大縮小表示が可能。7ch(4時間)と4ch(4時間)モードに変更できるので、字が小さくて読みにくいという人でも大丈夫なはず。
視聴中の番組情報の確認は「オプション>番組説明」で行え、左上に表示される簡易情報の「詳細」を選択すると番組情報が画面いっぱいに表示されます。
また、任意の番組を視聴しながら、リモコンの「オプション>現在番組表」で、他局の番組を2時間分確認できます。通常の「番組表」同様、黄色ボタンで同時表示チャンネル数(9ch,7ch,4ch)を切り替え可能でした。ザッピングに便利そうですね。
なお、番組表から任意の番組を選択して決定ボタンを押しても番組情報が画面いっぱいに表示されます。番組の詳細情報画面のデザインは意外に昔からあまり変わってませんね…。
ちなみに、我が家の液晶ベガの番組表はリスト表示とチャンネルごとの表示が切り替えられるのみ。レコーダーのスゴ録D900Aの番組表は最大4ch(3時間)の同時表示です。
あとお借りしたBlu-rayレコーダーの番組表は最大7ch(4時間分)の同時表示と、スゴ録時代よりは確実に進化してるんですが、X1の番組表の見やすさと解像感にはかなわないようです。
(スゴ録もそうなんですが、レコーダーの番組表って低解像度データをアップスケール表示しているようでジャギーが目立つんですよね…)
■経過時間が一目でわかるXMB
リモコンの「ホーム」ボタンを押すと表示されるXMB(クロスメディアバー)。初代PSXで好評を博して以降、ソニーのテレビ、レコーダー、ゲーム機などに標準採用されるようになったGUIですね。縦横スクロールのわかりやすいインターフェースが特徴で、我が家の液晶ベガ、有機ELテレビ、スゴ録、PS3にも採用されています。
使い慣れていることもあって、何のとまどいも無いのですが、よーく見ると微妙に進化しているんですねこれが。番組名の下に放映時間も表示されるんですが、何時何分から何時何分までという情報の間に横棒と三角印が表示されてますが、この三角印が現時刻を表しているんですね。
1時間番組で三角が横棒の中間ぐらいにあったら、約半分の30分経過したということになるわけです。大げさな言い方だけど、自分の次のアクションをどうする、みたいな時に意外に目安になるんじゃないですかねコレ。
また、X1のXMBには、テレビ以外に、ビデオ、ミュージック、フォトといった項目も用意されています。X1にはストレージが用意されていませんが、家庭内LANに接続することで、ネットワーク上の機器と連携が可能で、そうした機器上にあるAVコンテンツをX1で視聴できるんですね。いわゆるDLNA機能なんですが、その辺の詳細はまた後日レポートしたいと思います。
全体的な操作スピードもかなり速いです。残念なのは現在視聴中のソースをバックグラウンドで透過表示させたまま操作できないこと。我が家の液晶ベガはそれができるんですよね。大きな問題でも何でもないのですが、ザッピングが好きな人などもいますし、できないよりできた方がやっぱり便利だと思います。