<ブラビア>X1体験レポート~ブラビアエンジン2プロ=DRC-MF v3

地デジだといまいちよくわからなかったX1の画質ですが、この週末にBlu-rayレコーダーをHDMI接続して、市販のBlu-rayビデオやWOWOWで録画した映画を見てみたらびっくり。とにかく映像がキレイ。32インチサイズを見慣れている自分にとっては目の毒です。

地デジの番組は何を見てもなんとなく全体がぼやーっとした印象なんですが、フルハイビジョンのコンテンツは明らかに画面全体がキリッと締まる感じ。フルハイビジョン(1080p)収録ののBlu-rayビデオが最高にキレイ。何がキレイって赤がキレイで光沢がキレイ。情報量も多く、奥行きもあるから没入感が違います。

いろんなBlu-rayビデオを見て驚いたんですが、いままでよくわからなかった部分がはっきりと見えるようになり、読めなかった文字が読めたりなど、ディティールが確認できるのがフルハイビジョンの大画面テレビのメリットですね。

ブレードランナーだと、壁にに書かれた落書きとか、ハッキリ読めます。一枚の写真を拡大して情報を引き出すあの名シーンもフルハイビジョンのテレビがあったら随分と違ったんだろうなあ…。

(インディージョーンズ最新作では、アリの大群が人を襲うシーンがすごいので、モーションフロー機能などのチェックにも最適・・・かと思ったんですが、さすがに気持ち悪いのでやめました。)

音楽ソフトではコンサートなどでミュージシャンが使っている楽器や機材の詳細がわかって面白いです。ギタリストの足回りとか、どんな種類のエフェクターを使ってるのかが確認できます。ちなみに、SME所属の富田ラボさんのライブってことで、収録機材もオールソニー。ハイビジョンカメラについているソニーロゴも確認できました。

てなことで、ここにきて、これがブラビアX1の売り文句であるところの「リアリティ」なんだなあと、ようやく気がつきました。そして、それが新しい発見にも繋がっていくんですね。

で、そうしたリアリティを実現しているのが「ブラビアエンジン2プロ」であり、そのベースにあるのが「より高画質でリアルな映像を創造する」ことをコンセプトにした独自の映像信号処理技術「DRC」なのだと、ようやく理解できました。

この「DRC」、歴史が意外に長くて、1997年5月の初代「DRC」以降、1998年8月に「DRC-MF」、2001年4月に「DRC-MF v1」、2004年8月に「DRC-MF v1」、2006年6月に「DRC-MF v2.5」、そして今年2008年8月に「DRC-MF v3」が開発・発表され、その最新版が「ブラビアエンジン2プロ」としてX1に搭載されているということみたいです。ちなみに、我が家のベガには「DRC-MF v2」搭載。これがかつての「ベガエンジン」なんですねー。

ソニーが10年以上をかけて磨きをかけてきた独自の映像信号処理技術と、撮影時のぼやけを改善するIBリダクション機能(モーションフロー)のダブルで、さらなるリアリティを追求と贅沢な仕様。意外に中身がすごいんです的なテレビなんですね、X1は。

参考<“DRC-MF v3”の特長
1. クリアで自然な立体感を表現する境界再現
映像信号のノイズ感を抑えつつ全体的な解像感を高めたことに加え、手前にある物と奥にある物との重なった部分の境界や流れるテロップや字幕などのテキストと映像との境界に対して、輪郭を強調することなく精細感を向上させ、自然な立体感でボケやにじみのないクリアな映像として再現します。
2. 動画解像度の向上
動きのある映像の場合、従来のインターレース方式による入力信号では、映像情報の欠落や画質低下が生じますが、高度な映像処理能力(プログレッシブ化することで)によって、本来の映像信号に対してより忠実な形で再現することで、動画解像度を向上させます。さらに、植物や衣料等の細かな質感、被写体のもつ斜めの輪郭線など、映像の動きによって失われるディテール部分の信号までも創り出すことで、動きのある映像での解像感を向上させ、リアルな映像を再現します。
3. 1080/60p入力対応
SD信号やデジタルハイビジョン放送での1080/60i信号に加え、1080/60p信号や、映画をブルーレイディスクに収録する際などに使われる1080/24p信号にも対応します。

(どうでもいい話ですが、最近になって気がついたことがあります。B-CASカードを差し替えれば別なテレビやレコーダーで普通にWOWOWを見たり録画したりできるんですねー。ある意味目がウロコっていうか、気がついてなかったのは自分だけ…。てことで検証が楽になりました。借りてる間にBlu-rayディスクにWOWOWの映画焼いちゃおうっと…)

【参考リンク】
映像のさらなる高解像度化、高い鮮鋭感を実現し、すべての映像信号をリアルに表現:新高画質回路「ブラビアエンジン2プロ」
【参考資料】進化したソニー独自の解像度創造技術“DRC-MF v3”の概要
様々な画質のハイビジョン映像から 垂直解像感の高いリアルな1080p映像を創造 進化した高画質創造技術 “DRC-MF v2.5”
ソニー、地デジ高画質化を図った新画像エンジン -SD/HD混在信号も検出し、“リアリティ創造”
平面テレビ“WEGA”に新開発「DRC-MF」技術搭載の大型テレビ4機種と 新開発 21型“FDトリニトロン”搭載のパーソナルテレビ等 3機種の計7機種発売

「<ブラビア>X1体験レポート~ブラビアエンジン2プロ=DRC-MF v3」への1件のフィードバック

  1. B-CASカードの移動は普通にできますよー
    でも録画したいときレコに移動するのをわすれてて、レコが録画しなかったりするときもあるので気をつけて遊んでくださいねー
    ブラビア楽しそうでいいなあ(^^
    うちにある36型のブラウン管に入ってるエンジンも継承されていまにうけつがれてるなんて歴史を感じさせますねー

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