10月に開催された「CEATEC JAPAN 2008」で行われた日経パソコン主催のパネルディスカッション「モバイルコンピューティングが拓く新しい世界」のレポート。同ディスカッションには国内外のパソコン市場で多大な影響力を持つ7人のキーパーソンが登壇し、モバイルの近未来を熱く語ったとか。
ソニーからはVAIOビジネスを束ねる石田本部長さんが参加。「ウルトラモバイルパソコンやスマートフォンなど、さまざまな機器も登場しています。どんな用途が想定されますか」との問いへの答えだけが掲載されています。
出先でノートパソコンを開いて使うのは、実際には大変な作業です。一方で、携帯電話が進化しても、自分がしたいこと、パソコンならできることが、全部可能になるわけではありません。今後は機器が多様化し、用途に応じて使い分けが進むようになります。また、「クラウドコンピューティング」も一般化していきます。これは、内部構造を意識することなく、さまざまな機器でインターネット上のサービスを利用できるものです。究極的には、性能が貧弱な機器でも、インターネットにつながりさえすれば、ネットワーク上のほかの機器のパワーを借りながら、あたかも手元で操作しているような使い勝手が実現でき、いろいろなことが楽しめるようになるでしょう。
モバイル機器はもはやスペックだけで語れる時代ではないってことなんでしょうね。クラウドコンピューティングで、データはいつもあちら側にあるとすれば、持ち歩くモバイル機器はTPOで使い分けられると。当然使い分けという意味では、type Zやtype TのようなリッチなスペックのモバイルPCも選択肢として絶対に必要と言いたいのかな…。
なにはともあれ、「機器の多様化」という意味では、まあ、ほら、期待しないわけにはいかないじゃないですか。ってことで、どうかひとつよろしくお願いします…って何を?(ところで、記事の最後にあるバストアップ画像で石田本部長が持っている機器ってなんですか?)
【追記】石田本部長が持っていた端末は「XPERIA」ではとの指摘をいただきました。確かにそれっぽいですねー。お知らせ感謝です!>かつぽんさん
インターネットはモバイルが主役。35億人とも言われる巨大市場を奪い合う大競争時代に突入だそうです。ソニーはグローバル化は問題ないけど、オープン化がなあ…>モバイル・ネット大乱戦
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