モバイルできる膝掛け、eneloop soft warmer で今冬を乗り切る

東京も最近はめっきり寒くなってきました。日の当たりも少なく、それでいて風吹きすさぶ、北向き我が家は鉄筋マンション。とにかく冬は家の中が寒いのです。家の中ぐらいは暖かくしたいのですが、この光熱費が意外にバカになりません。今年は不景気で懐も寒い。ならば節約志向で行こう、ってことで三洋の「eneloop soft warmer」を買ってみました。単にモバイルできる充電式膝掛けに興味が沸いたという話も…。

SANYO 充電式ひざ掛け 「eneloop soft warmer」 (スカンジナビアストライプ) ENW-SW2S(ST)(Amazon)

買ったのは、スカンジナビアストライプ柄の「ENW-SW2S」。フリース素材の方です。購入費用は8,682円。モバイル性能に興味が沸いたにも関わらす、屋外での利用は圧倒的に少ないであろう、との判断で安い方にしました(<おい)。パッケージはシンプルで、コントローラー、ヒーターマット、専用フリースカバー、留めクリップ(×2)、専用ACアダプターのみ。

使い始めるのも簡単。リチウムイオン充電池内蔵コントローラーにACアダプターを接続。充電後、ヒーターマットにコントローラーを接続。ヒーターマットを専用フリースカバーに取り付け、コントローラーの電源をオン。ヒーターマット側を膝の上に置いて、ほどなくすればポッカポカてな具合。

モードは「強」と「標準」のみで、公称の連続使用時間が前者が3.5時間、後者が2.5時間。サッカーなど、屋外でのスポーツ観戦も行けますね。なお、フル充電の目安は3.5時間。ACアダプター接続時も使用可能で、その連続使用時間は4時間だそうです。

家の中なら「標準」でもそこそこ暖かいです。ただ、カバーはもう一回り大きくても良かったかなあ。ヒーターマットが当たっている部分は暖かいんですが、裏側はすーすーしてちょっと寒い。カバーが一回り大きければ足にぐるっと巻き付けられますしね…。

付属の留めクリップも便利。パンツのベルトホールなどに引っかけてマットを固定できます。家の中なら、マットを前掛けにしたまま移動できちゃいます。これも立派なモバイルユース。

そういえば、高いシシリーホワイトモデルの方にはポーチが付属するそうです。こちらの方が、モバイル性能的には高いかもしれませんが、スカンジナビアストライプモデルもそこそこモバイル性能高いです。

コントローラーをヒーターのポケットに入れたまま三つ折り。さらにそれを二つ折りしてホックで止めるとほーらこんなにコンパクトになります。

取説にも書いてありますが、こうしたモバイル性能を生かすことで、スポーツ観戦、病院の待ち時間、電源のない各種車内、マットだけでキャンプの寝袋やベビーカーでの利用が可能になるわけですね。なるほど、こりゃあ便利だわ。実際、膝が温かいだけでも随分と違うんですよね。今の段階では、部屋の暖房入れなくてもなんとか乗り切れてます。

心配なのは内蔵バッテリーの保ち。冬の間とはいえ、3ヶ月程度はヘビーに使うでしょう。それも毎日。2~3年ぐらいは使えるのかな…。いかんせん、カバーはフリース素材。こっちの方は一年でだめになるでしょう。てことで、カバーだけでもオプションで販売すべきでしょうね。

てなことで、製品寿命に若干の不安はありますが、モノとしての出来は素晴らしいです。パナソニックに吸収されるとしても、eneloopのブランドだけはしっかりと継続して欲しいなあと思いました。

ちなみに、家電Watchに素晴らしいレビューがありますので、そちらもご参考に>家電製品ミニレビュー 三洋電機「eneloop soft warmer ENW-SW2S」 ~eneloopブランドのコードレス電気ひざ掛け

そういえば、今年は湯たんぽやアンカが見直されているようです。無印良品などでプラ製の湯たんぽやおしゃれなカバーを見かけました。不景気からくる節約志向もあるでしょうか、先人の知恵というか生活の工夫を見直す良いきっかけになっているのかもしれません。自分も小さい頃はアンカや湯たんぽのお世話になったものです。今年は湯たんぽ使ってみようかなあ…。