脇役が良いから主役が立つ

久々にはまった刑事物の小説、堂場瞬一氏の鳴沢了シリーズ。10作目、初の上下巻作品「久遠」にてついにクライマックス。あまりの面白さに一気読み。一作目の「雪虫」以降、登場する脇役陣がとにかく素晴らしい。脇が良いから主役が立つんだよなあ…。それと個人的にはこういうシリーズものこそ是非電子書籍化して欲しいっす。名脇役の登場シーンだけを抽出して読み直したいのです。あ、鳴沢シリーズは大沢さんの新宿鮫シリーズなどが好きなら是非読んでみてください。読むなら絶対順番通りで!あと、同居人とも話したんですが、是非ともテレビドラマ化を!(鳴沢は仲村トオル or 堤真一が良いらしい…)

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右は漫画ですけど、同じく脇が素晴らしいんですよね。なんというか、作品全般に感じられる間合いも素晴らしいです。「バガボンド」は特にセリフの無い立ち会いシーンがスゴイ。スラムダンクの最終話もそうでした。「ディアスポリス」は独特のスピード感がたまらなく好きで、まさに映画を見ているよう…。画的には対極かもしれないけど、どちらも素晴らしい作品です。

どうでもいいけど、また読む本無くなっちゃったなあ…。同居人がはまってる伊坂幸太郎にでもトライしてみるかー。