バイオチームの考えるホームサーバーとは

商品企画担当者に聞くLiblog Stationのポイント ポンとつないで使えるソニーのホームサーバー

バイオエクステンションライン「HS1icon」の商品企画を担当したVAIO事業本部企画部1課 プロダクトプロデューサーの鞍田氏へのインタビュー。HS1に限らず、エクステンションラインシリーズの基本は、「VAIOが持っている機能の切り出し」であり、「“面白い・楽しいこと”を切り出していると考えている」とのこと。HS1については、「貯めることのハードルを、どれだけ下げられるかを考え」、「ホームサーバーと各種デバイスを、いかに簡単につなげるか」という点にこだわったとか。

iconiconファイル形式の異なる音楽や動画もサーバー側でエンコードし直したり、サムネイルを作ることで扱いやすくしているそうです。ダイナミックDNS採用にはロケフリーチームが持っている資産と技術が活用されているとか。VAIO Picture Labの動画対応については、「ぜひやりたいが、課題が多く検討中」とのこと。

ホームサーバーで動画と言えば、小寺さんの週刊「Electric Zooma!」で、あの「SPIDER PRO」が取り上げられていました。

全部録りを超える全部録り、「SPIDER PRO」~ テレビ+ネット並みの検索性のすごさ ~

こちらこちらなど、当サイトでも何回か取り上げている「SPIDER PRO」ですが、ついにコンシューマ向けが出るんですか。でもプロ用の半額だと30万オーバーは必至。なかなか手が出せるしろものじゃないな…みたいな話はさておき。

ソニーのビデオステーションに無くて、SPIDER PROにあるものはこれでもかな詳細なメタデータ。ただデータを貯めるだけじゃなく、「それを使って情報を掘り起こし、そこに新しい意味を見いだすデータベースの連結と、情報の見せ方に価値がある」んですね。「全部録りとメタデータ活用は、今後コンシューマにおいても重要なテーマ」とする小寺さん結論に激しく同意いたしました。ちなみに、麻倉怜士さんもSPIDER PROには注目なさっているそうです>麻倉怜士のデジタル閻魔帳:薄型テレビ、今夏のトレンド (4/4)

type X、ビデオステーション、TP1、HS1。ソニーの先見性は常にすごいんですが、もう一歩の踏み込みが必要なのかもしれません。いかんせん、ソニーはメタデータ作成のような根気のいる地道な作業が苦手っぽいイメージがあるんですよね…。