次世代レコーダー市場でBlu-ray陣営のシェアが96%~将来はネット対ディスク?

次世代DVDレコーダー、BD陣営シェア96% ソニー・松下が2強

iconiconBCNが昨年10~12月の次世代DVDレコーダー販売シェアを発表。ソニー(台数:59.6%、金額:58.1%)、松下(台数:27.0%、金額:31.6%)、シャープ(台数:9.6%、金額:7.3%)、HD DVDの東芝(台数:3.8%、金額:3.0%)の順で、BD陣営に属する上位3社の合計は台数で96.2%、金額で97.0%となり、BD vs. HD DVDという構図で見た場合はBDの圧勝としていました。機種別では、ソニー「BDZ-T70」がトップで3位までをソニーのBlu-rayディスクレコーダーiconが占めたとか。

また、同市場について、当面は順調な需要が見込めるが中長期的には分からないとして、「今後はネット対ディスクという競争の軸になる。日本のメーカーがどういう答えが出せるかがカギになる」とBCN幹部は締めくくっています。

【追記】タイミング良く、こんなインタビュー記事が掲載されていました>ソニーが考える“価格競争後”のBlu-ray Disc事業

HDD 内蔵型 DVD レコーダーの2割はテレビ録画では DVD への保存機能が使われない

こちらはテレビ番組の録画機器の利用状況に関するアンケート結果。普段、テレビ番組の録画を行っている人は、66.0%で3分の2のユーザーが録画を行っているそうです。手持ちの機器メーカーは「パナソニック」の27.9%、「ソニー」と「東芝」が同数で21.6%、「シャープ」19.8%。また、主流のHDD内蔵型DVDレコーダー所有者が録画した番組をHDDからDVDに保存する割合は、1~2割が48.9%で最も多く、3~4割が10.9%。ただし、「まったく保存しない」との回答も20.7%を占めており、2割のユーザーはDVDへの保存機能を使っていないことが明らかになったようです。

我が家のレコーダーの現状で言えば、1割も保存対象になっていません。ただし、スゴ録のお出かけ機能でPSP/PS3にムーブして保存しているモノを合算すると2割ぐらいになるのかな…。HD映像を記録できる次世代ディスクとSDクオリティの現行のDVDでは保存の意欲も異なるとは思われますが、現実はやはり見たら消す派が圧倒的に多いのかもしれませんね。

次世代ディスクについては、ワーナーのBD一本化が決定打となりBD陣営勝利との声が多いようですが、国内のアクトビラやアップルが本気で取り組み始めたネット経由のレンタルビジネスの存在感も無視できません。実際、Stage6などのサイトではHDクオリティの動画がビシバシアップロードされてますしね。BCN幹部の言う「ネット対ディスク」という競争が現実味を帯びる時期はそう遠くないのかもしれません。>MacWorld Expo 2008の真打ちはApple TVだった1-Clickで「ダイ・ハード」を入手! 使って分かった「iTunes Movie Rentals」


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