今のソニーは巨大な求心力を失った後の無重力状態の段階

残像と戦っていた出井改革 ソニー、先端のガバナンス導入後も求心力不在

NBonlineの時流超流。ソニー初の「専門的経営者」である元会長兼CEOの出井伸之氏が語ったとする改革の真実だそうです。世界標準のコーポレートガバナンスを目指す出井氏に立ちはだかったのが創業家の人間が持つ「求心力」であり、退任時に出井氏が創業家を大事にせよと現経営陣へ申し送りをしたという事実。出井氏を引き継いだ現経営陣の「求心力」は全盛期の出井氏に遠く及ばず、今は「巨大な求心力を失った後の無重力状態」の段階なのだとか。

映画やゲーム事業のように、かつてはお荷物だった事業が花形になり、その逆にもなるのがソニー。沈んでは浮き、浮いては沈む。これもある種の無重力状態なんでしょうか。復活の兆し著しいエレキではBlu-rayを核に全社的な求心力を生みだそうとしていますが、時代はすでにその先(オンライン)にあるようにも思えます。ソニーをその先で救うのは、今はお荷物のプレステビジネスだったりするのかもしれません。


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