【麻倉怜士CES報告10】ソニーの液晶テレビ,遂に悲願の「全世界1000万台」達成
ソニーの液晶テレビが2007年度に全世界で1000万台を達成することが確実になったとか。トリニトロンの時代も1000万台は達成しておらず、感慨深いものがあると同社テレビのマーケティング戦略を統括する澤村氏が述懐しています。とはいえ、世界一の座を獲得しているのはSamsungでソニーより三割は多いとか。Samsungの液晶テレビがデザイン的に高く評価されているヨーロッパ市場攻略が今後のソニーの課題であり、そのためにテレビのデザインを革新し、大幅に台数を伸ばすとしていました。
ハードとしてでなく、メディアとしてのテレビの現状はどうなのか。こちらでは若者のテレビ離れ、米国に遅れるオンデマンド化、ブラックジャーナリズムなどの話を交えて解説。一部の勘違いなAV機器評論家たちに毒されたAV機器雑誌が面白くなくなり、多くが消えていったなんて記述もあります>メディアは危うきに遊ぶ – 思索の副作用
日本もアクトビラでオンデマンド化に向けて頑張っているようなんですが、対応テレビと一定以上のネットワークインフラが必要なのがネックですよね。ソニーのネットワークTVボックス「BRX-NT1」の動きと合わせて今後の動きを見守りたいです>テレビ向け動画配信、作品2000本に拡大・ソニーや松下など5社
アップルのiTunesですら日本ではまだまだこんな状況。Charやギターファンには嬉しいけど、日本のテレビ番組初配信コンテンツとしてはインパクトが薄いような・・・>iTunes Storeで、日本のテレビ番組が初配信-フジテレビがCharの音楽番組のセッション部を販売
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