それでも我々は「ゲーム」を作る–ソニー・コンピュータエンタテインメント JAPANスタジオ
SCE JAPANスタジオ シニアバイスプレジデントの小林康秀氏へのインタビュー記事。まだまだチャレンジャーだという携帯機、つまりPSPについては新型発売から勢いが出てきており、主なユーザー層(中・高・大学生)からはPSPを「ゲームを本当に楽しめる性能を持った携帯機」として注目されていると感じているとか。また、今後はあらゆる年代のユーザー層へと広げるため、面白いゲームを提供していくことが重要と考えているようです。
PS3については、ソフトのバリエーションが重要と考えており、ある一つのタイトル発売をきっかけにPS3を購入したい(=PS3というハードにリーチしやすい)と考える人が増える(=考える状況を作りたい)ということのようです。とはいえ、フォーマットホルダーとしては中途半端なクオリティのものは出せないし、SCEらしいと思ってもらえるタイトルをチャレンジャー精神を持って開発していくと、そういうことのようです。
PSPもPS3もどちらもソフトだと。そして、そのバリエーション、つまりタイトル数であるということでしょうかね。個人的には、キーワードはハイディフィニション(HD)、ゲームがコンピュータの進化に絶対についていかなければならない、などのコメントに久多良木イズムのようなものを感じましたです。PS3ローンチから1年経ち、海外スタジオへの評価が高まりつつあります。JAPANスタジオに求められているのはSCEらしいソフトというよりも、JAPANスタジオらしいソフトなのかもしれません。
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