毎日毎日、ソニーソニー。なんでオレはこんなにソニーを応援するのだろうと、自問自答モードなSPAです。ちょっと前のクリクラ時代は、実は言うほどソニー製品に愛着は無かったんですよね。PCは長らくMacだったし、自宅のAV製品にしても、ブラウン管テレビはビクターとかシャープだったし、DVDレコーダーは東芝でレーザーディスクはパイオニア、ステレオだってビクターだったんです。それが今では、PCはバイオ、テレビにいたってはオールソニーで、メインのDVDレコーダーはスゴ録、ステレオはネットジュークですから。そこにさらにロケフリやPS3やPS2などが加わります。ぶっちゃけ、周りを見渡すともうソニー製品だらけです。
サイトのコンセプト的に自然とそうなっちゃった的なところも多分にありますが、なったらなったで、たまにすごく息苦しくなることがあります。同じメーカーの製品なのに使い勝手がそれぞれ微妙に違うとか、繋がりそうで繋がらないとか、そういうこともあるのですが、最近はそういったことよりも、それらの機器で利用できるソフトやサービスが気になるようになってきました。うまく言えないのですが、ソフトありきの視点でハードを見るというか、なんというか・・・。
たまたまというか、タイミング的に集中してしまったということもあるのかもしれませんが、今自分が欲しているコンテンツ(ソフト)のほとんどがソニーのハードではことごとく楽しめないんです。だもんで、酔った勢いで色々カッチマイマシタ。アンチソニーな製品を次々と。XEL-1貧乏なのに・・・。
左から、東芝のHD DVDプレイヤー、MS社のXbox360、アップルのiPod touchでございます。もちろん、どれもソニスタでは買えません。オールAmazon経由でギフト券などを使っていずれも格安でゲットできました。二つ目までの購入理由は単純で、見たいソフトがあった、プレイしたいゲームがあっただけ。iPodはポータブルオーディオ側からのPDA的アプローチと、PCいらずのオンラインサービスを体験したかったからです。
「HD-XF2」は、「トランスフォーマー」が見たい、ただそれだけ。ロードショーで見て面白かったので、Blu-rayビデオが出たら絶対に買おうと思っていたのですが、あんなことになってしまったじゃないですか・・・。Blu-ray陣営が勝利すればパラマウントも根負けして出さざるを得なくなるみたいな可能性もあるでしょうが、そうなるまでにはやはりそこそこ時間がかかるでしょうし、旬なモノはやっぱできるだけはやく楽しみたいじゃないですか。
それと、このソフトなんですが、今ならXF2の購入特典キャンペーンで無償で手に入れられるんです。「ドリームガールズ」とHDMIケーブル付きで24,800円だったんで、プレイヤーの価格なんて実質10,000円強にしかなりません。これぐらいの値段になればソフト目当てでハード買っても良いかなあってことで。「砂の器」も確かHD DVDだけなんですよね・・・。ということで買いましたから、PS3ユーザーが次世代DVDの普及を阻害しているという発言は撤回してください>東芝のお偉いさん
Xbox360はソフト2本付きのバリューパック。付属ソフトは「どうぶつの森」と「グランツーリズモ」のXbox版みたいなもんでしたがいずれも個人的にはほとんど興味が無いのでスルー決定。お目当ては「ロストオデッセイ」。FFシリーズのプロデュースでお馴染みの元スクエアの坂口さん、スラムダンクやバガボンド作者でお馴染みの井上さんがキャラデザインを担当し、直木賞作家の重松さんが一部のシナリオを担当した異色のRPG。ちょっと前まで全く興味がなかったのですが、Web上の情報や予告編を見て俄然興味が沸き、さらに発売後の巷の評判を聞いて、いてもたってもいられなくなりまして、結局本体と一緒に買ってしまいました。
実際、プレイし始めたらこれが実に新しく、そして面白い。内容的にはオーソドックスなRPGなんだけど、重松さんの小説(動きのあるテキスト)が随所に挿入され、ストーリーに奥深さを与えてくれます。メディアこそDVDですがなんと4枚組の特大ボリューム。自分はまだ2枚目の途中ですが、マジで買って良かったと思いましたです。
360のハードに関しては、発売当初から言われているとおり、DVDドライブの騒音が最悪です。ハンパじゃなくうるさいです。初代PS3のそれなんてかわいいモノです。それ以外にもツッコミどころは山のようにあるのですが、それらを我慢してもプレイしたいと思わせるソフトがあるのが今のXbox360の強みなんだなあということがよくわかりましたです。
iPodは本当はclassicを買うつもりだったんです。でも、色々と考えてみると手持ちの5Gとあまり違いが無いしSDK公開の話も出てきたので、これから買うならtouchのほうが面白そうかなあと。それと、単純にWi-Fi搭載のポータブルオーディオを体験してみたかったということもあります。自分のライブラリ的には16GBでも8GBでも圧倒的に少ないのには変わりなく、どちらになってもライブラリの一部しか転送できません。だったら少ない方で良いかなあということで8GB版にしました。
すでに2週間ほど使っているのですが、iTunesへダイレクトにアクセスして視聴を繰り返しているだけでも十分楽しいです。にしてもこの薄いボディによくもまあこれだけの機能を盛り込みましたねー。流石です。ツッコミどころはそれなりにあるんですが、指一本の新しいコンテンツ体験がひとまずは帳消しにしてくれているようです。
そんなこんなで、久しぶりにアンチソニーな生活を送っているSPAでございますが、それもこれもソフト・サービスありきの行動ゆえ。また、こういう体験があってこそソニー製品の善し悪しを判断したり再認識できることに繋がるんだろうなとも思っています。
(次世代DVDはともかく、ゲームに関しては今も昔もソフトありきですね。ゲームが好きなら無理してでも全ハードを制覇してしまった方が幸せになれるのかもしれません。かくいう自分は今回の360でついに全機種制覇・・・かと思いきやひとつ忘れてました。これだけが無いっす・・・>PC-FX)
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