ソニー、三洋、そしてつい先日の松下と、リチウムイオン電池の相次ぐ不具合を受け、4つの業界団体が合同で年内にも安全検査を見直し、国内で販売する全製品を対象に、検査にパスしなければ販売しないよう自主規制する動きが出てきたそうです。経済産業省も「消費生活用製品安全法」で基準に満たない製品の販売を禁止するなど、今後はさらに製造者の社会的責任が強く問われることになるようです。
ノキアの松下製電池は日本はそれほど影響はなさそうですが、全世界規模では4,600万個という天文学的な量。全部が全部ではないにしても回収と交換にかかる費用を考えたら…。う~、ブルブル。どれだけ日本が暑くても冷や汗でクーラーがいらなくなりそうです。そして、ソニーがもしもリチウムイオン電池を販売できなくなったら…。これはもう、本業のエレキが大打撃を受けることは間違いなしですもんね。安心安全につながるモノづくりを、是非、業界と手を携えて実践して欲しいものです。
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