PS3「間もなく値下げ」の噂が広がる
「PS3の値下げなし」とソニー社長
米国の電子機器量販大手がPS3(60GBモデル)を100ドル値下げするとの告知したことが発端でPS3が正式に値下げされるとの噂が米国内で広がっており、E3で何らかの発表があるのではという憶測が広がっているそうです。これに対し、ソニーの中鉢社長は値下げの計画は「現時点ではない」と語ったとか。
米国の事情はさておき、日本ではこれからビギナーズパックの導入もありますし、「みんGOL5」という国民的ソフトもリリースされますので、ボーナス商戦期が終わるまでは現状維持がベストなのかもしれません。ちなみに、ビギナーズパック(60GBモデル)の61,980円からみんGOL5の5,800円をマイナスすると本体価格が56,180円となり、実質3,620円の値下げになります。まあ、仮に本体がどれだけ安くなっても、遊びたいソフトがなければ買わないでしょうし…。
ユニバーサルAVプレイヤーとしてのPS3のコストパフォーマンスを理解しているAVマニアの大半はすでに本体を購入していると考えられるので、一般消費者に対してはPS3が持つゲーム機としてのパフォーマンスや革新性をしっかりと訴求していかないといけないのでしょうね。例えばこんなソフトで。
SCEJ、PS3「THE EYE OF JUDGMENT」発売日決定。拡張版もPLAYSTATION Networkで順次発売
ソニーCSLが開発したフラクタルコードを応用して作られたゲームで、カードに印刷された二次元コードをカメラで読み込み、テレビ画面上に3Dのキャラを表示させて対戦するゲーム「THE EYE OF JUDGMENT BIOLITH REBELLION ~機神の叛乱~ SET.1」が10/25に正式発売決定。USBカメラやプレイマット、スターターデッキなどがセットになったパッケージで、拡張版の「SET.2」が2008年2月以降にPLAYSTATION Networkで順次配信販売される予定となっています。
ソニーCSLのオープンハウスプチレポでもちらっと触れておりますが、リアルとバーチャルの融合という意味でなかなかの新体験でした。THE EYE OF JUDGMENTそのものは大人が真剣になって遊ぶゲームではないかもしれませんが、Homeの名刺として使うとか、アイデア次第では同様の手法を用いたエンタメコンテンツがブレイクする可能性もあるのではないかとも思えたり…。
ソフトダウンロード販売「WiiWare」に乗り出す任天堂の冒険
こちらはすっかりお馴染み、ゲームジャーナリストである新清士氏の最新コラム。米任天堂(NOA)の「WiiWare」絡みのコラムですが、iPodとPSPのハッキング問題についても取り上げています。レゴの例を挙げていますが、単にいたちごっこを続けるのではなく、互いに歩み寄って共存共栄の道を選択する方法もあるのではないかということみたいです。
ビジネスモデルを根底から覆す可能性もあるので、おいそれとはいかないのでしょうが、先日のエントリーで取り上げたCFWによるMS上からのゲームソフト起動など、PSP自体の使い勝手を飛躍的に向上させるような優れたプログラムは、SCEが音頭をとってどんどん推進して欲しいですよね。もちろん、ソニーのDRM技術が活かされるという前提での話ですが…。
【追記】現行のPS2がデザインはそのままに2/3に軽量化されるそうです。本体が600g、ACアダプターが250gで合計850g。これならモニター積んでも1kgぐらいになりそうですね。いっそのことモニター搭載してPS2Pを出すってのはどうですか?>SCE、PS2に新機種――重さ3分の2に
MS、Xbox 360の「赤ランプ故障」の保証期間を3年に延長-電源ランプが赤く3つ点灯する機体が対象
Xbox360陣営もエリートモデルの国内販売を正式に発表したと思ったら、現行モデルの不具合発覚で大変なことに…。不具合対応で全世界で10億ドル以上の費用がかかるとか。日本円で1,000億以上ですよ。MS社にとってははした金かもしれないけど、にしてもすごい…。
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・禁じられたイノベーション