6/29に紹介した日経BPのビジネス・フォアフロントの「type T(TZ)」の開発者インタビューの後編が掲載されました。type TZの開発には様々な障壁があったようですが、設計者自らが欲しい製品を作りたいという気持ちになったことが、検証工程、製造ライン、在庫管理というすべての仕組みを変える原動力になったとか。また、4色あるカラバリのそれぞれのターゲット(ボルドーは、「チョイ悪おやじ向け」とか)やワンセグ用アンテナのVAIOロゴの裏話など、初耳な内容もあって楽しく読めますよ。個人的には後半に出てくるソニーにおけるバイオ開発の基本ともとれる手法に注目。
ソニーには、同じメンバーで後継機種をやるのではなく、メンバーを一新して後継機種を開発する手法を取り入れる場合がある。同じメンバーならば、こなれた作りが可能になる。しかし、イメージが固まってしまう危険性もある。それを避けるための手段です。
これはバイオに限らず、ソニーという会社組織全体にもあてはまる手法ですよね。ソニーぐらい社員の所属部署や肩書きが変わる会社は他にはいないのでは、ってなぐらい人が動きます。名刺やらなにやら、印刷費だけでもすごいことになりそうですが、そんなこっちゃおかまいなしなこの流動的人事もある種の“らしさ”なんでしょうね。
あと、タイミング良く、ITmediaにtype R masterのレビューが掲載されとります。HDビデオ編集機能を検証してます。ノートも良いけど、そろそろデスクトップも買い換えたいなあ…>これぞVAIOの最上級:「VAIO type R master VGC-RM52DL9」でHD映像を思うままのカタチに(前編)
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