ソニーのPlaceEngineからみんなのPlaceEngineへ

Wi-Fi電波情報で現在位置を推定する技術「PlaceEngine」新規採用決定 第2弾はPSP(R)用専用ナビゲーションソフト「プロアトラス トラベルガイド」icon(ソニスタ)
PSP®「プレイステーション・ポータブル」専用ナビゲーションソフト『プロアトラス トラベルガイド』を2007年8月9日に発売(エディア・PDF)

ソニスタは、2007/8/9発売予定のPSP専用ナビゲーションソフト「プロアトラス トラベルガイド」に、ソニーCSLが開発した現在位置推定技術「PlaceEngine」を搭載することで、エディアと合意したと発表。「PlaceEngine」は、ゼンリンのPSPソフト「みんなの地図2」に初採用されており、今夏発売予定の「みんなの地図2地域版」に次ぐ実商用化とのこと。

エディアの「プロアトラス トラベルガイド」は、アルプス社のラスター地図を収録したナビゲーションソフトで、PlaceEngineに加え、GPSレシーバにも対応しており、GPSと無線LANを利用して位置情報が取得できます。また、最新地図データや主要観光地情報の追加ダウンロード提供や他ユーザーとのスポット情報交換機能を専用サイト「MAPLUS」を通じて実施するそうです。なお、既発売の「MAPLUSポータブルナビ」で保存したセーブデータについても、本ソフトで利用が可能とか。

「MAPLUSポータブルナビ」はPSPのGPSレシーバに本格対応した初めてのソフトで、出た当時はレシーバ同梱版が結構売れてましたよね。PlaceEingine対応の「みん地図2」が出てからは存在感が薄れてしまいましたが、今回の提携により、インフラ的には対等になりますね。ソニスタとソニーCSLの関係を考えるとエディア社は不利な側面もありそうですが、ソニーグループ内だけで技術を独占しない姿勢は評価したいです。ライバルとして互いに切磋琢磨して良いソフト、サービスを“安価に”提供してくれるようになると良いですね。8/9って『みんなの地図2 地域版 中日本編』と『みんなの地図2 地域版 西日本編』の発売日でもあるんですよね。この辺からしてすでに激しい火花が…。

にしても、PlaceEngineの勢いはすごいですよね~。新会社「クウジット」も設立されますし、今後もソニーグループ以外の企業とも提携話が加速しそうですね。

ソニーCSlとえば、デジタルARENAに「オープンハウス2007」レポートの後編が掲載されています。なお、PlaceEngine絡みの話題は前編をご参照ください>ガン発生メカニズムまで研究…ソニーCSLの「オープンハウス2007」に行ってきました!【後編】


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