米Palmがフルキーボード搭載モバイルコンパニオン「Foleo」を発表

Palm、フルキーボードのモバイルコンパニオン「Foleo」発表

米Palmが、Treoなどのスマートフォンと組み合わせて使うことで機能拡張するモバイルコンパニオン製品「Palm Foleo」を発表。フルサイズのキーボードと10インチ液晶を搭載したノートPCライクな製品で、同社のTreoで受信したメールをFoleoで閲覧、返信メールを作成し、Treoから送信するなど、スマートフォンと同期させて使うそうです。OSはLinuxでOpera 9ベースの専用ブラウザやMS Office互換のエディタ、PDFリーダーも搭載しており、単独でも使用できるとか。

palm_foleo.jpgまた、Bluetooth接続でTreoをワイヤレスモデムとして使用できるほか、内蔵のWi-Fi機能で直接ネットへの接続も可能。開いてボタンを押すだけで即座に起動するほか、すべての作業ファイルは自動保存されるとか。この他、USB、ビデオ出力、ヘッドフォンジャック、SDおよびCFカードスロットなども装備。バッテリー持続時間は5時間、重量は約1.13kg。米国では今年夏発売予定で、リベート適用後の価格は499ドル。

ホーキンス氏の言っていた端末はコレのことだったんですね~。にしても、Bluetoothの活用法が素晴らしい。以前ウォークマンに期待することとしてもつぶやいたことがありますが、こういう使い勝手はまさに自分の要望どおり。ケータイとノートPCの主従関係をどうこう言うのもばからしい。OSやアプリの肥大化でCPUパワーとバッテリーを大量消費するノートPCへのアンチテーゼともとれます。Webとメールとオフィスがちょこっと使えりゃいいやという人も多いですからね。また。ソニーのmyloのような製品の今後の方向性を示唆している製品のようにも感じました。

とはいえ、日本では発売されないのでしょうね…。

【追記】こちらのニュースでは、同期できるのは電子メールとアドレスだけで、予定表の同機はできないとありますね。「ここ数年見てきた製品のなかで、最もがっかりさせられた製品」、「10インチのディスプレイで2.5ポンドの重さがあるものを電話と一緒に持ち歩く人がいるという考えは、私には理解できない」とのたまうアナリストもいたようです。う~ん…>パーム、携帯電話と連携する新デバイス「Foleo」を披露–D5カンファレンスで

【再追記】元麻布春男さんの週刊PCホットラインでも取り上げられてました。「Linuxベースであることから考えて、日本語版を用意することは技術的には困難ではないだろう」とのこと>PalmのノートPC型スマートフォンコンパニオン「Foleo」


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