ソニー、退路なきソフト路線 “さらば久多良木”、ストリンガー改革第二幕へ
久夛良木氏のSCE取締役退任により、ストリンガー氏のソニー改革が第二幕へ移行。映画ビジネスを媒介としたブランド戦略とハードとコンテンツをつなぐソフト重視の戦略により、エンターテインメント事業とエレクトロニクス事業の間の垣根を取り払い、それらの事業をインターネット上のサービスで融合。コンテンツやサービスありきのハード開発がストリンガー流の新しいモノ作りと分析しています。
SCE役員の「ソニー本体が(久多良木さん抜きで)どう成長を加速させるのか、将来のビジョンを明確に示すのが筋」というコメントもありますが、件のキャッチコピー「like no other」さえも変えようとしているとするストリンガー氏の次の一手に注目が集まりそうですね。
【追記】著作絡みで久夛良木氏と交友がある麻倉怜士のコラムも公開されていました。>ソニーの久夛良木から、全人類の久夛良木へ
出井流、楽観的ニッポン改造論 日本の“クオンタムリープ”を出井伸之氏が語る
こちらは、いちはやくソニーの経営の第一線から退いている出井伸之氏へのインタビュー。21世紀の日本が今よりも面白い国になるには何が必要か、出井流の「楽観的ニッポン改造論」を語っています。
・ベンチャーに限らず、今の日本の産業というのは、自分の中に閉じこもっているように思います。思い切って外に飛び出して、これまでとは違う世界を切り開いていかなければなりません。
・僕は楽観的ですよ。ただし僕たちは変わらなきゃいけない。それも“じわりじわり”とではなく、変えるべきところは思い切って一気に変える。
といったコメントにソニースピリット的な要素を感じましたです。
出井さんといえば、楽天の三木谷さんがTBSの社外取締役候補になってほしいとラブコールを送ったらしいですが、その夢は破れたみたいです…>幻の「ソニー出井」招聘構想 楽天がTBS問題で切った財界カード
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