ソニーの最新人事事情~ソニーOB会が盛況の話題も

“ソニーユニバーシティー”で経営トップとビジョンを共有グループの幹部候補を育てる

NBonline、経営リーダーの育て方。ソニーの最新人事事情や、社内の教育機関「ソニーユニバーシティー」について語られています。「差異化の要素がハードからソフトやサービスに移ったという事業環境の変化」が人事にも大きな影響を与えているみたいです。「3年後には、ノン・ジャパニーズを含めた人材のグローバルな適材適所」が実現されるとの記述も。また、幹部候補のグローバルリーダーとしての育成の中心となるのがハワード氏も顔を出すという「ソニーユニバーシティー」だそうです。これに参加できる人は相当のエリートさんなんでしょうね…。

sony_ob.jpg人材といえば、一昨日の朝日新聞に「ソニーOB会盛況」という記事が掲載されていましたね。有名な「ソバの会」と若手中心の「ソーメンの会」の活動を紹介しているものでした。ソニーの若手社員をOBのベンチャー企業で知らない分野の実務経験を積ませてからソニーに戻す(その逆もアリ)、みたいな人材循環システムを提唱する人もいるそうです。また、彼らがソニーを辞めた理由も興味深いです。「今のソニーは、技術者が夢を追いづらくなっている面もある」とか。OB会がそういった声に現経営陣が耳を傾ける絶好の機会になるはずとのこと。

ソニーを叱咤するか、激励するか

こちらは日経ベンチャーの経営者倶楽部。

「エンターテインメントという原点を忘れたのはソニーという企業DNAのせい。それを克服して出直せ」と叱咤するのではなく、「そう発想するのはDNAなのだから受け入れよう。失敗したからと言って諦めず、その道を貫け」と激励したい気分なのである。

この視点は面白いですね。にしても、自分を含め、当事者でもないのにその企業のDNAだの何だのと、いろんな事を語る人の多いこと。そういう意味で希有な企業ですよね、ソニーって。


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