ソニーは、1996年に出荷を開始した非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」搭載 ICチップの累計出荷が本年3月に2億個を達成したと発表しました。2億個のうち約1億6千万個が“Suica”や“Edy”などの各種フェリカ・カード用、4千万個以上が“おサイフケータイ”向けICチップとか。今回の2億個達成は約1年半という短期間での達成であり、“おサイフケータイ”の急速な普及と電子交通乗車券や電子マネーサービスの急拡大が寄与しているそうです。
またプレスリリースの後半ではフェリカビジネスの特徴についても解説。ソニーのロゴやフェリカのロゴが使われないことが基本である理由を、モノ、サービス、場所が、三位一体となることで、はじめてフェリカが真に利用価値あるインフラとして普及拡大すると考えていること、つまりは事業者のサービスを陰で支える技術のためと説明しています。
フェリカといえば、FeliCa罵倒(…すいません)=暗号が破られたという噂のその後はどうなったんでしょうかね…。FACTA onlineの阿部重夫編集長ブログもこの一件で爆発的にアクセス数が伸びたらしいですが、「ソニー批判専門と見られては困るので、かえってソニーを扱いにくくなった」とのコメントもありますね。また、今年に入ってからこの話題に関しては沈黙が続いてます。