と、思っていたところ、先週のこちらのエントリーでキャビアさんからお知らせいただいた「HiVi」の2007年1月号が手元に届いてしまいました。
「真面目に“プレステ3”」と題した6章立て23ページの特集は中盤にあります。1章の久多良木氏とPS3のファーム開発者への独占インタビューは、本田雅一さんがインタビュアーを努めていることもあって、PC Watchの「Another Story of PS3」と若干内容はかぶるりますが、ボリュームも多く読み応えたっぷり。ここで、「PS3ピュアAVエディション」プロジェクトをかないまるさんに協力してもらって立ち上げまようかと久多良木がコメントしていました。AV機能の特化するならゲーム機能は必須とは限らないとして、メモリーを多く積んだりCellを2個使うなどすれば面白いプレイヤーができあがる、PSの世界が多様化するのは自然なこと、などのコメントも目をひきました。その他、麻倉怜士氏の能力解説、編集部による音質チェックや本田さんの画質チェックの他に、PS3を組み込んだAVシステム例やチューニングなど、非常にマニアックな内容の記事もあって楽しめました。
【関連リンク】
・Another Story of PS3 #1 “忘れ去られたプロジェクト”が生み出した大いなる成果
・Another Story of PS3 #2 成長するビデオプレーヤーを目指すPS3
・Another Story of PS3 #3 ネットワーク端末としての可能性を秘めたPS3
また、ソニー絡みでは日経ビジネスの2006.12.25・2007.1.1合併号にスペシャルリポートとして、ストリンガー氏のインタビューを含むソニー特集記事が掲載されています。自分は日経ビジネスは定期購読していないのですが、かつぽんさんからお知らせいただいただけでなく、読み終わったからということで送ってくださいました。ソニー好きならではのクリスマスプレゼント感謝です!>かつぽんさん。
本社の体制変更、SCEのトップ人事やPS3の値下げなどにも触れつつ、これからのソニーがどうなるのかを熱く語っていらっしゃいました。“「古き良き時代」には戻れない”というコメントは、新生ソニーの誕生を予感させます。後半には中鉢社長へのインタビューも掲載されており、ソフト開発強化を強く訴えていたのが印象的でした。「アップル流のエレキ再生」というリポートでも、昨年のコネクトの失敗や元アップルのティム・シャープ氏が手がけたSony Readerのソフト開発についての話題も登場します。ハードだけじゃダメなんだ。これからはソフトも重要なんだ。という認識は経営陣の間でもしっかりと共有されたようですね。
そういえば、PS3の「グランツーリスモHD」が公開されましたね。自分は午前中にダウンロードして少し遊んでみましたけど、まあ、とにかくスゴイの一言。ドライブシミュレーターとしての地位は揺るがないっすね。クルマ好きなソニーファンにはとっても良いクリスマスプレゼントになったのではないでしょうか。そういえば、リッジ7用の追加データも公開されましたね。
ということで、午前中から液晶ベガでPS3を使い、このエントリーもバイオで書いて…と、クリスマスイブだろうがなんだろうが、ソニー製品に囲まれた生活は何も変わりません。ちなみに、我が家のクリスマスイブはいたって静か。自分はワインを片手に、同居人はローストチキンを片手に、テレビで「M1グランプリ」な夜になりそうです。それでは、皆さんも良いクリスマスを!
【追記】12/25午前9:30現在ですがアマゾンでPS3(60GB)の在庫ありでした。価格は、税込62,980円。