SCEのコーポレート・エグゼクティブとSCEJのエグゼクティブバイスプレジデントを兼任する佐伯雅司氏へのインタビュー。ソニー入社の経緯、ソニー宣伝部時代のハンディカムのプロモの思い出、SCEへの転属、プレステの一連のプロモーションやPS3について語っています。
ハンディカム「TR-55」のプロモで浅野温子を起用したのは同氏の提案だったのですね…。確かに、プレステローンチ時のCMは鮮烈でしたし、普及の原動力になったのも間違いないでしょう。PS3のCMもオンエアされ始めましたけど、球数がないことを知っている身にとっては見せられてもつらいだけです。むしろ、宣伝費がもったいないとまで感じる始末です。
時を経てプレステも飛躍的な進化をとげたのでしょうが、ネットやケータイの普及などにより、コミュニケーション手段も変わり、消費者の選択眼も養われたし、可処分時間の使い方も変わってきているように思います。マスメディアの情報に流されす、自らが情報発信する人たち。HDRでCMを飛ばして楽しむ人たち。そんな人たちにSCEはどうアプローチしていくのか。佐伯さんの戦いはまさにこれからなんでしょうね。
ゲーム機からエンタメコンピュータへ変貌を遂げようとしているかにみえる、ライバルの動向も気になります>MS、「Xbox Live」でテレビ番組や映画のダウンロード開始へ
PS3といえば、taroさんから以下のようなお便りを頂戴しました。
「PS3にじっくり触れたいなら南青山へ」という話が掲載されていましたが、私の地元(富山県)にあるショッピングセンター(高岡イオン)に入っているトイザラスには、プレステ3デモ機がおかれており、プレイできるようになっています。時間もなくバタバタしていたので、しっかり確認はできなかったのですが、ソフトはたぶん「デビルメイクライ4」と思います。あまり人気がないのか、小学生くらいの子供がひとりだけでゲームをやっているだけで、閑散としていました(先般の3連休中だったので、お店自体は混雑していたのですが・・・)。これがwiiで、「ポケモンバトルレボリューション」でもデモってたら、人だかりしているんでしょうね。
子供がいないので、世間一般の子供達が次世代ゲーム機にどのような反応をしているのかよくわからないのですが、任天堂DSの圧倒的な強さもあってWiiへの関心の方が高そうですね。PS3はいまだに詳細がわからない部分も多いし、CMのオンエアが始まったのもつい最近。本体価格はさておいて、子供が喜びそうなゲームタイトルも見あたらないので自然と無関心になっちゃうのでしょうかね…。子供でも楽しめるようなタイトルが充実して、普通の家庭にハイビジョンTVが置き換わるタイミングにPS3には大きな転換点が来るのかもしれませんね。って、その頃にはエンタメコンピュータへと変貌しているのかもしれませんが…。
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