クリクラ時代からサイトをご覧いただいているというぱぴさんから、めずらしくソニーのピュアオーディオに関するお便りをいただきましたのでご紹介します。(お知らせ感謝です!)
先週のことになりますが、AVAC横浜店のTA-DA3200ESとVPL-VW50のデモで興味深い話があったので投稿します。
デモに使用したスピーカーはSONY製ではなく、富士通テンのEclipseTD 712zと725swでした。実は以前から、SONYのフルデジタルアンプと富士通のスピーカを組み合わせてみたいと思っていたので、ちょうどいい機会でした。今回のアンプはフルデジタルではありませんでしたが。
デモの中の説明で、アンプのテスト用リファレンススピーカーとして、実は富士通テンのスピーカーを使用していること。偶然にも富士通テンではリファレンスアンプとしてSONYのアンプを使用していたという裏話をしていました。お互い後で知ったそうです。ほぼ同じコンセプトの製品ということで、お互い他に選択肢がなかったということらしいのですが、こんな偶然もあるものなんですね。わたくし、富士通関連会社の者なんですが、リファレンスにSONY製ではなく富士通関連製品を使用していただいていたというのは嬉しいものです。
あと、SONYの担当さんにTA-DA7000ESの後継機を早く出してくださいとお願いしてみましたが、「開発に時間がかかることと、開発中のトラブル等でスケジュールどおりにいかないこともよくあるので、ちゃんと製品として出せると確信できるまで一切発表しない方針なんです。」ということで、「製品開発の計画があったとしてもお教えできないんですよ。」と言われてしまいしました。現在TA-V777ESというAVアンプを愛用しているのですが、今回のデモを聞いてますます欲しくなりました。
蛇足ですが、最後に自分のとっておきのDVDソフトとして渡辺香津美&福田進一の「禁じられた遊び」を試聴させてもらいました。96KHz24bit収録ですが、非常に音がよいソフトで、へたなSACDよりもよい音だと個人的に思っているものです。SONYの担当さんもその音質に驚いたようで「なんていうソフトか是非教えてください」といわれました。もちろん、喜んで教えてあげました。今後のデモに使ってもらえるといいなと思っています。
自分はピュアオーディオの知識はほとんど無いに等しいのですが、ソニー製アンプに富士通テンのスピーカーがリファレンススピーカーとして使われているという事実は初耳でした。そしてその反対も。ピュアオーディオ世界らしい、とても興味深いエピソードですね。自分はTA-DA3200ESとVPL-VW50のデモはSDCで体験しましたけど、良かったですよ~。地下室付きの一戸建てが買えるなら、これらの製品を組み合わせてシアタールーム作ってみたいと思いました。って、一戸建ての方が夢のまた夢ですが…。DA3200ESは、HDMIにも対応で約9万と相当リーズナブルなんですよね。プロジェクターは無理でもアンプぐらいなら何とかなるかもしれないけど、他にも色々と目移りするものが多くて…。新ウォークマンも高音質がテーマだし、テレビの次はいよいよオーディオ復権ですかね。あと、渡辺香津美さんのDVDも気になりますね。是非観てみたい、もとい、聴いてみたいです。で、色々とお話を聞いているうちにタイムドメインスピーカーにも興味が出てきちゃいました。なんといってもデザインが良いですよね~。ああ、物欲に終わり無し。
そういえば、1枚10万円近いCDの登場が話題になっていますね。完全な透明度で温度や湿度変化を全く受けないため、いつまでも同じ状態で聞けるのだとか。音楽評論家曰く、「数が増えれば価格も下がるだろうし、オーディオ・メディアが様変わりする可能性がある」とか。ハードとソフト(メディア)ともに、品質の追求にはお金がかかりますね…>夢のCD ガラス製「音」劣化しない 1枚9万8700円
【追記】DA3200ESとDA7000ESを取り違えていた記述がありました。ご指摘感謝&ごめんなさいです、ぱぴさん。