消費者の「ソニー観」調査~PS3がソニーの将来を左右

PS3、ウォークマン、VAIO–本業回帰を図るソニーの復活のカギはどこに?

CNET JapanのITランキング調査団が消費者の「ソニー観」調査を実施。その結果が公開されています。普段から何らかのソニー製品やサービスを使っている人は全体の85.0%にのぼり、家庭用ゲーム機(45.9%)、パソコン(22.1%)、携帯型デジタル音楽プレーヤー(21.9%)が上位にランクイン。中でもゲーム機はダントツの使用率となっています。

ソニーの将来はどの製品が一番のカギを握っているかという問いには、はやりゲーム機(15.7%)がトップで、以下、ハイビジョンテレビ(12.3%)と続き、特定の製品がカギを握ると思わない(12.2%)が3位となっています。先の調査により、最も身近なソニーブランド製品であるPSの最新機種となるPS3がソニーの将来を左右すると考える人が多いとの見方です。

エレクトロニクス製品の「品質」について何を一番に向上させるべきかとの設問では、価格・コストパフォーマンス(19.9%)、耐久性(17.4%)の二つが上位で、ソニーらしさをイメージさせるオリジナリティ(8.7%)、先進性(4.4%)、楽しさ(2.8%)は少なめだったそうです。ちなみに、ソニーというブランドが「好き」な人は62.2%で「嫌い」は6.5%とか。

PS3がこけたら消費者の期待を裏切ることになり、ソニー復活もかなわないと…。すごいプレッシャーっすね。なんにしてもやるっきゃないぞ、ソニー!


(反対にPS3が成功したらしたで、ソニーグループ内のパワーバランスが大きく変わりそう。内部ではすでにドロドロしたものがうごめいているんだろうなあ…)

【関連ニュース】
「ゲーム離れ」はウソ?――本当は成長していた日本のゲーム産業