PSPの在庫の山はケータイが原因?

ソニー「PSP」を在庫の山にした意外なライバル~本当の相手は任天堂「DS」じゃない

ゲンダイネットのコラム。ソニーの決算発表時に国内でのPSPの苦戦が伝えられ話題になりましたが、PSPが伸び悩んでいるのはニンテンドーDSのせいではないとする見方があるようです。ゲーム機を販売する量販店関係者が語るところによれば、どちらも新規ユーザーの多くはゲーム機として使っておらず、PSPはマルチメディアプレーヤー、DSは学習端末として利用しているケースがほとんどで、すみ分けができており、DSがPSPのユーザーを食っているわけではないとしています。じゃあ、何がPSPから顧客を奪ったのかというと、他ならぬケータイなんだそうです。

最新型の携帯電話ならばネット閲覧はもちろんのこと、DVDなどから録画した動画も再生できますし、ミュージックプレーヤーとしての機能も充実しています。さらにはワンセグ対応でテレビ番組も楽しめると、至れり尽くせりですから、PSPが負けるのも当然でしょう

とは、ゲーム専門誌記者の弁。反対に携帯電話がいくら高機能でも、DSが得意とする学習端末としては力不足。 「手書き入力が望ましい学習端末では広いタッチパネルが必要になりますが、携帯電話では難しい」としています。DSはライバルがいない分野を開拓して成功したとの見方なんですね。

先日のエントリーでも取り上げましたがた、ケータイに欲しい機能のトップがタッチパネルという結果でしたよね。米ソニーがmyloの発売に踏み切ったのも何か象徴的です。前から何度も言ってるけど、いよいよPSPも本格的なてこ入れの時期に来たのではないでしょうか…。


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