担当者Tさんのブログにtype Uの「スライド式小型・薄型ディスプレイユニット開発秘話 (1)」が掲載されていますね。type U の液晶ディスプレイの内部構造が大胆にも公開されているほか、開発陣へのスライド機構に関する具体的な要望など、type U開発の舞台裏をうかがい知ることができます。なかでも、目を引いたのが以下のコメント。
スライド機構自体は CLIE PEG-VZ90 の技術をベースにブラッシュアップしたもので、擦動(しゅうどう)性のあるプラスチックを板バネではさむ構造です。写真にあるように 4 本のレールを設け、スライド機構のガタつきを防いでいます。
ということで、手持ちのVZ90と比較してまじまじと見てみました。
確かによく似ているというか、ほとんどそっくりですね。こうやってクリエのDNAが色々なところに息づいているんですね。感動すると同時に、重ね重ねもったいないというか、なんでソニーはクリエビジネスから撤退した…(以下長くなるので省略)
ついでに、VZ90との比較画像です。VZ90自体、クリエの中では大きく、重さもある部類ですが、こうしてみるとtype Uのコンパクトさが際だちますね。ちなみに、スライドする液晶ディスプレイ部の厚みはほとんど一緒です。VZ90は有機EL採用なのでどうしてもこれぐらいの厚みになってしまったようですが、type Uの場合は担当者Tさんが書かれているように、ここにさらにスピーカー、指紋認証センサー、MOTION EYE ×2、各種LED インジケーターなどが入っているということですから…。確かにものすごい集積技術ですね。
過去のバイオUシリーズとクリエビジネスでの経験を活かし、それを新しいカタチのモバイルPCに結実させたソニーの開発陣に拍手を送りたいです。