昨日正式発表されたPS3の発売日と価格に対して、IT系メディアが反応していたのでご紹介。
まずは、発表を終えほっとしているSCE久多良木氏へのインタビューから。
やっとすべてを発表できた――SCE久夛良木健氏プレスイベント直後インタビュー
これはPS3の価格です。高いとか安いとか、“ゲーム機として”というくくりでは考えてほしくないんです。PS3というものは他にはないわけですから。例えば、高級なレストランで食事をした時の代金と、社員食堂での食事の代金を比べるのはナンセンスですよね? これは極端な例ですが、まさにそういうことなのです。そのゲーム機で何ができるか、というのが問題なのです。すばらしい体験ができるのなら、価格は問題じゃないと考えています。
まずは、PS3の全貌を話すことができ人心地つけたということのようですね。同氏の発言は過去にも何かと物議を醸してきましたので今回も過激な内容かと思いきや、意外にあっさりしていましたね。
ということで、久多良木氏の発言を読んだ後に以下のメディアの反応を読むと面白いです。見出しの下に注目コメントを引用させていただきました。
PS3、“59,800円”の意味(後藤弘茂のWeekly海外ニュース)
PC的な“常識”から言えば、PS3の価格はこのレベルでも十分に低い。しかし、ゲームコンソールの”常識”から言えば、限界ギリギリのレベルだ。つまり、SCEIは“常識”の部分を変えなければならない。実は、これこそが今までゲームコンソールの壁だった部分で、最大のハードルでもある。PS3の場合は、BDプレーヤーという付加価値があるが、それがワールドワイドで日本以外の市場でうまく働くかどうかはわからない。
PS3発売まであと半年,「重厚長大主義」との批判をかき消せるか
既存のゲーム・タイトルの延長ではない,新機軸のエンターテインメントを示せたとき,PS3に対する「重厚長大主義」との批判が雲散霧消する。
【追記】Tech Onの久多良木さんのインタビューに「重厚長大主義」への反論が>「PS3は買ったその日から進化する」と久多良木氏(要登録)
「PS3」のパワー実感できず・SCEのプレス説明会、私はこう見た【新清士】
20GBモデルの6万2790円(税込み)という価格設定は高すぎるといわざるを得ない。発売時に十分な数のソフトが揃わないという予想を考えると、かなり無理な価格設定を行ったともいえる。「CELL」に、ブルーレイ・ディスク(BD)ドライブに、ハードディスクと確かに価格を釣り上げてしまう要素を多数持っていることはわかるが、ユーザーニーズとマッチするか疑問が残る。しかし、価格については、マイクロソフトがPS3のリリースにあわせて「Xbox360」を値下げすると予想したうえでの、フェイクである可能性も十分にある。
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そうそう、任天堂とマイクロソフトも次世代機に関して色々と発表しているようです。任天堂は我関せずの独自路線で、MSはソニーとハイデフを競っている印象が強いです。いずれも注目っすね。
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