スノボのハーフパイプでは多くの選手がポータブルオーディオを使っていましたね。滑走前に取り出して選曲し直している風景もよく見かけました。競技では米国選手のパワーが圧倒的で、自ずと彼らが使うiPodが目立つカタチになっていたのが印象的でした。
オリンピックでいつも目立っていたのはデジカメやビデオカメラですが、ポータブルオーディオがこれほどまでに目立つようになった背景にiPodの爆発的ヒットがあることは認めざるを得ない事実なんでしょうね。北京オリンピックでは、ソニーのハイビジョンハンディカムが目立つことを祈っております。
懐かしの名曲を探せ!(第18回)~トリノ五輪 選手入場曲の巻
オリンピック関連ですが、こちらは開会式の選手入場で使用されたBGMを取り上げてます。開会式の音楽担当は、カナダのテクノDJ「RICHIE HAWTIN」という人だったんですね~。イタリアなのにカナダのDJを起用。しかも米国発のメガヒット曲が流れるオリンピック。米国流の巨大エンタメビジネスの影響力を感じざるを得ません。
前にも書きましたけど、イタリアの選手が入場している時にはちゃんと地元アーティストのAlan Sorrentiの曲を使っていたので偉いなあって思ったんですよね。でも、実際はAlanの曲も米国人のJay Graydonがプロデュースしたという現実があるわけで…。
とはいえ、AORファンにはうれしい選曲でした。なんてったって、あのJay Graydonのギターがオリンピック会場を揺るがし、全世界の視聴者の耳に届いたのだから。ってそんなこと、コラムでは全く触れられていませんけどね…。
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