Electric Zooma!2005年総集編~やっぱり今年もタイヘンでしたSpecial~
小寺信良さんの週刊「Electric Zooma!」ですが、年末特別企画として総集編が掲載されていました。今年1年に小寺さんがElectric Zooma!で取り上げた製品を中心に2005年のトレンドを総括してみるというコラムですが、冒頭の口上でソニーについて言及してます。
今年最もツキから見放されていたのがソニーだろう。好評だったのはPSP、ロケーションフリー、HDVカメラぐらいで、2003年から取り組んできた起死回生の高級ブランド戦略「QUALIA」の失敗と、会長・社長交代劇、CCDの不具合問題、WalkMan Aに付属したConnect Playerの不評、米国から火の手が上がったXCP問題、果ては中国浙江省でデジカメの品質問題が指摘され中国全土で販売自粛と、普通の会社なら5~6年かけて降りかかる問題が半年ぐらいでいっぺんに襲った感じがある。会社の体質などいろいろ指摘すべきところはあるのだろうが、こうまで連続する事態は尋常ではなく、なんだか気の毒ですらある。
まさに小寺さんが言う通りですね…。ただ、個人的には今年のソニーはソニーファンをもをいらつかせる(敵に回す)ようなことばかりしてきたと思うので、とても気の毒だという気になりません。むしろ、2005年も終わろりに近づいて怒りがピークに達した感じです。それもこれもあのソフトやらrootkit問題やら…(以下自粛)
我々日本人にとっては、iPodに比べてWalkManの旗色の悪さが印象的だが、Appleは最初からWalkManなど眼中にない。むしろ彼らが警戒しているのは、世界で1,000万台売ったというPSPだ。
とはポータブルデバイス篇での小寺さんの見解。やはり久多良木さんの「PSPが21世紀のウォークマン説」は正しかったのでしょうか…。ちなみに、iPodに対抗するなら、何度も言ってますが、今のPSPよりももう一回り小型の大人でも違和感なく持ち運べる新製品の投入に期待したいです。それも、できればウォークマンブランドではなく全くの新ブランドで。
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