【第2回】 数奇な運命が2メーカーの今後にどう影響を及ぼすか
Aシリーズの最大の訴求点は、映像でも文章でも伝わりにくい「コネクト」という“概念”であった。
デジタルARENAの「ソニーはiPodに勝てるのか? ウォークマンの“One more thing…”探求」の第2回が公開されています。前半はiPod nanoと偶然重なった新製品発表が2社の明暗を分けたとして「ウォークマンはメディア上のプレゼンスで負けた」と表現。後半では、「新型ウォークマンの“One more thing”は、CONNECT Playerによってもたらされる新機能」であり、「ウォークマンAシリーズの本当のトピックは転送ソフト」だとして、アーティストリンク機能を中心にそのインテリジェント機能をざっくりと紹介。次回以降で実際の使い勝手について言及するようです。
問題はこうしたアーティストリンクのデータをユーザーが編集できないことにある。(中略)将来的な販売戦略を持った仕掛けだとしても、これはその性質から言ってユーザーに開放すべき機能だろう。
という記述がありますが、確かにウォークマンに足りないのはユーザー独自のカスタマイズ性のようなものかもしれません。自分も、使えない余計なお世話的な機能を付加したり、お仕着せの使い方しかできない点が面白くないと感じております。そういう意味ではウォークマンもiPodやクリエのようにソフトやハード(周辺機器やグッズ)的にカスタマイズできる楽しみを提案してくれれば、今とは違った評価を得られるのかもしれませんね。ただ、その前に基本ソフトぐらいはまともに動くようにしてもらわないと困りますが…>「ソフトウエアは軟らかい」の幻想(要登録)
【追記】ZDNet JapanにA1000のレビューが掲載されておりました。「本当に求められているのは「アーティストリンク」といったハデな売り文句のための機能ではなく、しっかりした基本性能と、練られた使い勝手のよさだと思う」とか…>本体機能も転送ソフトも刷新──ソニー ウォークマン NW-A1000