今度の“革命”は薄さ? 正常進化を遂げたフラッシュiPod 魅力的なカラー液晶と強烈な価格競争力 アップルコンピュータ 「iPod nano」
AV Watch、週刊 デバイス・バイキング。昨日国内でも発売開始になったiPod nanoのレビューは各所で掲載されていますが、このレビューが一番素晴らしいと思ったので単独で取り上げさせてもらいました。
使い勝手はiPodを継承しながら、さらなる機能の充実を図っており、iPod shuffleの高機能板と考えても、iPod miniの後継と考えても、スキがない
というコメントが裏付けるとおり、期待を裏切らない正常進化と、遊び心と実用度の高い機能の追加、そして何より驚異的な低価格。見事としか言いようがありません。
今、ギガバイト級のフラッシュメモリープレーヤーを選択するならば、競合製品を探すことすら難しい。(中略)国内メーカーをはじめとして、各メーカーの奮闘にも期待したいが、Appleは後続に追いつかれる前に、大きく引き離しにかかっている
ソニーが新製品発表のタイミングをiPodよりも微妙に遅らせているにもかかわらず、IT系メディアの報道はiPod関連ニュースの方が上位に掲載されています。どちらがインパクトが強かったのかという結果の表れなのでしょうね。危惧していたとおりの結果となりました。
先手を打ったつもりが相手はさらに先を行っていた・・・ってまるで昔のソニーみたい。
ソニーのウォークマンスティックの大ヒットは、製品投入のタイミングの良さと予想に反した低価格がユーザーに支持されたこと、なによりiPod shuffleとうまく棲み分けができたことなどの、偶然がつみ重なったものと考えるべきであると個人的には感じてます。
つかの間の成功体験におぼれている場合ではないですよ。
今も今後も求められるのは環境の変化に対応できる瞬発力。
社運がかかっているのならすぐに行動を!
(しつこいですけど、A6xxシリーズを売りたいなら今すぐ値下げの発表をすべきでは…。)
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