ビクター、音楽配信用高音質化技術を正式発表~同技術搭載プレイヤーも同時発表

ビクター、音楽配信用の高音質化技術「net K2」を発表-「非対応のプレーヤーでもマスターに迫る音質」
ビクター、「スタジオチューニング」のHDDプレーヤー-K2テクノロジーで高音質化。30時間再生可能

少し前にニュースになったビクターの音楽配信サービス向けの高音質化技術が正式に発表されたそうです。CDで採用されている「K2」ベースなんですね。適用ファイルを非対応プレーヤーで再生した際は「CDクオリティを越え、マスターテープに近い音質」で、K2対応プレーヤーを利用した際は「マスターと同じか、それを越える音質になる」とか。

アーティストやエンジニアは、音の奥行きや表情、解像度など、あらゆる要素にこだわって最高のものを生み出している。しかし、それを圧縮音楽で何十分の1に圧縮すると、奥行きや余韻など、大事な要素が間引かれてしまう。(中略)そこに危機感を持っており、打開策を開発していた

意図はよくわかります。んで、同技術を採用したHDDオーディオプレイヤー「アルネオ」も同時発表。6GB HDD搭載で11/1発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後の見込みとか。高音質な分、価格も高いってことですかね。固さやきまじめさがそのまんまデザインに反映されている感じがします。いかにも男性的なので、万人受けは難しそうな気が…。

(今後、ソニーからも高音質路線のウォークマンなんてのも出てくるんでしょうかね。そういえば、QUALIAはMDプレイヤーだけですね…。)


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