・音楽ネット配信本格化、利用する? − 4人に1人が音楽配信サービスをすでに利用
nikkeibp.jpの「即問速答!」15回目。「音楽ネット配信本格化、利用する?」と題して、音楽のネット配信への関心度、利用経験、今後の利用意向などの調査結果を発表しています。有料音楽配信サービスに「関心がある」は86%、「利用したことがある」は26%で、利用する理由は「いつでも好きな時間に買うことができるから」「好きな曲だけを買うことができるから」が7割を占めたそうです。未経験者の利用しない理由は「デジタルオーディオプレーヤーを持っていないから」が4割強で最多とか。また、自分の欲しい楽曲がネットで購入できる場合CDとネット配信のどちらを選ぶかという問いでは、シングルはネット配信利用が65%と高い数値ながら、アルバムは23%と低くなり60%の人はCDを購入するという結果になったそうです。提供楽曲について、「レコード会社が自社のアーティストを囲い込んでいる」、「著作権者である供給側の都合が優先されているため、使い勝手のよいサービスが少ない」というコメントも寄せられたとか。
・月定額で百万曲聴き放題の音楽配信サービスを実現する—タワーレコード 伏谷博之社長
近い将来、音楽配信はCDなどのパッケージ販売を駆逐するという極端な見方もあるが、それは違う。両者は必ず共存していく
米ナップスターと合弁会社を設立し、2006年4月に音楽配信事業を開始するタワーレコードの伏谷博之社長へのインタビュー。合弁会社設立の経緯や具体的なサービス内容についてコメントしています。料金は決定していないながらも、基本的には「Napster To Go」を踏襲したサービスになる模様。同サービスは米国で14.95ドルですが、日本円で1800円程度と考えればCD1枚買う金額で100万曲が聴き放題というのは音楽ファンにとってかなり魅力ですね。
また、iTMS上陸で群雄割拠の音楽配信サービスについて、「生き残れるのは上位数社しかないだろう」、「彼ら(アップル)には音楽市場を育てていこうという姿勢はあまり見られない」など挑発的なコメントもあります。
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