米音楽大手のユニバーサル・ミュージックが「ブルーレイ・ディスク・アソシエイション」に加盟したことで、ソニーや松下電器らが推進する次世代DVD規格「ブルーレイ・ディスク」方式への賛同企業数が140社を超えたそうです。
映画業界各社にとって関連収入の5割を占める最大の収入源となっているDVDソフトが不振で、それに代わる新たな収益源を模索する動きが出てきたというニュース。SPEはデジタル化した作品をコンピュータに保存する事業計画を打ち出し、ネット配信への対応力を高めるほか、ワーナー・ブラザーズも、5000に及ぶ所蔵作品の多くをデジタル化して年内にネット配信を始める見通しとか。
ハリウッドでは現行DVDが頭打ちということで単純に次世代にかけるという動きと、ネット上で配信という2軸の展開になっていくみたいです。次世代のSTBなどで両方がうまく絡み合うと面白そうですが、そういえば日本も放送と通信の融合を旗印に、VODサービス開始に踏み切るテレビ局が増えてきましたね。フツーにTVがあって、HDDレコーダーで録画して、DVDがあって、次世代DVDももうすぐ出てきて、VODもあって、レガシーだけどVHSもあって、PSPではUMD Videoまであって…。とどめに、こんなニュースもありました。
・東芝、Cellのコンパニオンチップをデモ–48チャネル同時録画可能に
東芝がMPEG 2ストリームを48チャンネル同時に録画できるCell用の「スーパーコンパニオンチップ」を披露したそうです。Cellで動作するコンピュータシステムやAV機器に搭載される可能性が高いとか。
見る側も時間との真剣勝負みたいな、贅沢だけど混沌としたAVの世界がそこまで迫ってきているんですかね…。何をどの手段で見ればいいのか、きっと自分はその取捨選択だけで脳みそがギブアップしてしまうと思います。そういった悩みをサポートしてくれるサービスというか、おまかせまるとくをもっと高度化したナビゲーター機能が必要になってくるのかもしれませんね…。
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