7/16のつぶやき~ジェフ・ベック自身が楽器だってば

jeff_ticket.jpg昨晩のジェフ・ベック東京公演ですが、前回来日時のインパクトこそなかったものの、往年の名曲が目白押しで、最後まで楽しめました。「Beck’s Bolero」で始まったのにはびっくりでしたが、個人的には「Goodbye Pork Pie Hat」や「Diamond Dust」など、バラードの名曲がすごく印象に残りました。圧巻はやはり「Where Were You」と「Two Rivers」。なんなんでしょう、あの表現力は。アーミングとスライドとハーモニックスの合わせ技で繰り出されるメロディは繊細でかつエモーショナル。ジェフはギター、というかストラトキャスターと完全に一体化してました。ジェフの音楽はロックだのフュージョンといったジャンルに縛られない、「Jeff Beck」というジャンルなんだなあというのが見終わった後の素直な感想です。まさに「like.no.other」。

そういえば、最終公演ということもあってか、業界の方を何名かみかけました。ピーター・バラカン氏とトライセラトップスの和田氏、あとエブリリトルシングのいっくんらしき方もいらっしゃったような…。ちなみに、ジェフベック公演前に行こうと思っていたスター・ウォーズ展は時間が合わず断念。17:30最終入場の18:00終了って終わるの早すぎないか~。場所柄夜もやった方が集客あると思うんだけど、アルコールが入った人が増えるからだめなんだろうか…。

choreographies.jpgそんなこんなで、ジェフベック公演の開演までの時間、好例のHMV散策を決行。特に目的もなくぶらぶらしていて目にとまったのが、Lars Bartkuhnという人の「Choreographies」というアルバム。幻想的な背景に、ポロシャツにアコギを抱えるヒゲのあんちゃんという、すがすがしいながらもどこかアンバランスなジャケットに惹かれ、なんの予備知識もなく視聴してみたら1曲目でガツーンとはまってしまいました。帯の解説を読むと、どうやらハウスをベースにしたジャズ・ファンク、フュージョン路線ということらしいのですが、個人的にはそんなことはどうでもよくて、タテ乗りのビートに載っかるぬくもりのあるシンセサウンドと、控えめなギターが妙に気持ちよかったので、速攻でレジ行きとなりました。今日は起床してからずっとBGMにしてますが、70~80年代フレーバーがそこかしこに感じられてとっても気持ちよいっす。これからの季節、ドライブミュージックとしても最適な1枚としてAORファンにもお勧め!って、まだアマゾンでは売ってないようなんですが…。

#ググって関連サイトを探したら、本日付けの日本先行発売だったのね。どうりで昨日はCDDBの情報でてこないわけだ…。