無線ブロードバンドサービス、2008年には2150万端末の需要満たせず~1.9/2/2.5GHz帯へのWiMAX導入や次世代PHSの開発が急務~(野村総合研究所のニュースリリース)
野村総合研究所は、国内無線ブロードバンドサービス市場動向の分析結果を発表、需要拡大と電波帯域不足などにより、2008年の時点で約2150万端末の需要を満たせない可能性があるとしています。
同社の予測によると、2008年には、パソコン系モバイル(ノートPC、PDAなど)で約770万端末、エンターテインメント等専用系モバイル(携帯AVプレーヤー、デジカメ、携帯ゲーム機など)で約680万端末、宅内無線接続(家庭内のPC、DVR、ゲーム機、テレビなど)で約700万端末の需要が見込まれることが判明。
現在の電波帯域は都心部を中心に既存の携帯電話向けサービスなどですでに飽和しており、このままでは今後発生する無線ブロードバンドサービス対応端末の需要に全く対応できない可能性があるとして、WiMAXの利用を1.9/2/2.5GHz帯まで引き下げ、高速な次世代PHS開発も含め、商用化・実用化することを検討する必要があると提言しています。
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