野村総合研究所が行った、ブロードバンドの普及状況やメディア利用時間の変化、HDDレコーダーの利用状況の調査結果に関するニュース。これによると、HDDレコーダーによるテレビCMスキップで約540億円の広告費損失が発生しているそうです。また、ブロードバンドの普及により、テレビとの接触時間や影響度は減り続けるとも予測しています。
メディア利用時間の変化で興味深かったのが、PCインターネットの利用時間が増えたという回答が64%で最多になったのに対して、利用時間が最も減ったのがビデオゲームで50%もの人が回答していること。読書やラジオですら38%ということで、世間一般的なゲーム離れが加速していることを裏付けることになったようです。
まさに、時間の奪い合い。テレビ局や広告代理店もさることながら、ゲームビジネスに携わる関係者にとっても衝撃的な調査結果なんじゃないでしょうか。
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