先週末のXbox360に始まり、昨日のプレステ3と、本日のレボリューションと、3社の次世代ゲーム機の概要が出そろいました。これらの新ハードを単純にゲーム機という側面で見ると、マイクロソフトはいまのところ不明ですが、ソニーと任天堂はそれぞれのプラットフォームでリリースされた過去のソフトウェア資産を、ソニーはそのまま(PSとPS2専用ディスクのまま)、任天堂はGCの8cmディスクの完全互換に加えカードリッジタイプのゲームをネットワーク経由でプレイ(ダウンロード)可能にした点は、次世代ハードへの移行を促す上で大いに意味のあることだと思います。反対にそうでもしないとユーザーのゲーム離れを抑止できないという厳しい現実の裏返しにも見えますが…。
まあ、(自分を含む)大人のオジサンゲーマーの皆さんなら、あーだこーだとハードを比較してスペック論争しても意味がないことで、面白いゲームが遊べるならば3つとも全部買っちゃえば良いってなもんだと思います。あとは、ゲームができる時間をどれだけ捻出できるかってことにはなりますが…。ちなみに、ゲーム機としてなら個人的には大好きなメトロイドやゼルダの新作が遊べるレボリューションに今のところ一番注目してます。
ところで。PS3の場合はゲーム機以外のマルチメディアコンソール的な用途も可能になっていくのでしょうが、今の段階でそっち方面の機能にフォーカスするのは避けたようですね。それにしても、恐るべきはその拡張性。Cellだのグラフィックチップだのはよくわからないのでどうでもいいんですが、HDD用のスロット、メモステだけじゃないSDとCFにも対応したメモリーメディアスロット、通信系ではWi-FiにBluetooth(2.0)と、巷のデジタル家電の拡張性を軽く凌駕するだけでなく、ある意味パソコンをも超えちゃってるのではって感じです。光学系メディアもBDやSACDといった普及前夜のメディアまでカバーしていて、もう何でも来いってなもんです。
そうなると、ソニーブランドのパソコンやらデジタル家電と色んなところで競合する分野がでてきそうですね~。標準ではないのかもしれませんがHDDレコーダー機能も軽々実現、なんてことになるとPSXやスゴ録と思いっきりかぶるし…。PSPの「21世紀のウォークマン」発言も、PS3との連携で真実みが増すことも考えられるし、そうなると盛り返してきたとされるウォークマン部隊にも影響しそうだし…。
なんてことまで考えちゃうぐらい、インパクトのあるマシンですねPS3って。まあ、発売まではあと1年あるから、色んな調整が行われていくんでしょうけどね…。
【追記】本田雅一さんのE3レポート「リアルタイムシミュレーションのパワーを見せつけたPS3」に”ホームメディアセンターとしての可能性も示唆するPS3の仕様”なるセンテンスを発見。「PS3のAV機能はかなり“本気”の仕様になっているかもしれない」との表現がありました。どんな機能を実現してくれるのか、ますます楽しみっす。
#関係ありませんが、薬が効いたのか、眼の不調も回復してきて一安心です。