Xbox360、著名な独立系クリエーターを引っ張り出してソフトウェアにかける意気込みを存分にアピールしたようです。ゲームはソフトありきみたいな議論をのっけから粉砕してしまおうという意図なんでしょうか。名だたるクリエーター諸氏への投資もMS社ならでは。金額も青天井といったところなんでしょうか。ゲーム機本体の価格が発表されなかったのも、他社の動向を見てというMS社のしたたかさが見え隠れしているような気もします。
「ゲーム機に留まらないゲームプラットフォーム」という観点では、ソニーが前倒しで発売することもありえるとしている次世代プレステと真っ向からぶつかり合う形になるわけですが、ゲーム以外の機能に関してはどちらもまだまだ未知数。任天堂にいたっては我関せずで、ネットワークは意識しているものの、自社製品同士の連携を密に、ゲームオンリーで突っ走るみたいですし…。
3社3様でゲームファンの自分としては楽しみも増えそうなんですが、一方で据え置きタイプにしても携帯ゲーム機にしても、子供でもない限り、じっくりゲームを楽しむような時代じゃ無くなってきているようにも思えるんですよね…。HDDレコーダーの普及によるタイムシフトのTV試聴もさることながら、ユーザーが自由に使える「時間」の争奪戦とても言いましょうか。
不安定な世界情勢や頻繁に起こる大きな自然災害を取ってみても、ゆとりがもてない時代というか。
こんな事書くのも、今、村上龍の「半島を出よ」にはまってるからです。
ちなみに、まだ上巻の半分程度。どうなる福岡、もとい、日本。これを読んでいると、ゲームにうつつを抜かしているようではまずいでしょうという気になってくるから不思議。今すぐ手刀を鍛えよう。って、すぐ影響受けちゃいますから。
と言いつつ、まもなく発売になるGC版「メトロイドプライム2 ダークエコーズ」の予約をポチっとな。って、なんて薄っぺらなヤツだ俺は…。